20日(金)は、太平洋側だけでなく、北陸など日本海側でも青空が広がり、日差しの温もりを感じられています。正午の気温を19日(木)と比べると、東京都心や金沢では5℃高くなりました。ただ、師走らしく、夜は全国的に気温がグッと下がりますので、忘年会で帰りが遅い方などは、体を冷やさないようご注意ください。

●正午の気温 東京・新潟は前日比5℃アップ

20日(金)は、本州付近は、西から高気圧に覆われてきました。朝は放射冷却が強まったため、名古屋・大阪など、関東から九州の所々で今シーズン一番の冷え込みでしたが、昼間は、太平洋側だけでなく、北陸など日本海側でも、たっぷりの日差しが気温を押し上げています。

東京都心では正午の気温は11.1℃と、19日(木)正午の6.3℃に比べて、5℃高くなりました。金沢では12日(木)以来、8日ぶりに日照時間が4時間を超え、正午の気温は8.4℃と、19日(木)正午の3.9℃に比べて、5℃高くなっています。

東海から西でも10℃前後で、正午の気温は、名古屋では7.9℃、大阪では8.8℃、広島では7.5℃、高知では10.2℃、福岡では9.4℃まで上がってきました。

●夜は全国的に気温ダウン 忘年会など体を冷やさないよう注意

ただ、夜は、グッと冷え込んでくるでしょう。穏やかに晴れる所ほど、地上付近の熱が、空高い所へどんどん逃げていくので、急に気温が下がってきそうです。

21時の気温は、北海道では、氷点下5℃以下の所がほとんど。東北~九州は、標高の高い所では氷点下で、平地でも0℃~5℃くらいの所が多くなりそうです。東京など関東の沿岸部や、九州の沿岸部では5℃~10℃くらいですが、夜遅くなればなるほど、底冷えしそうです。

忘年会など、お帰りの遅い方は、体を冷やさないよう注意が必要です。また、晴れる所では、空気が乾燥しますので、火の取り扱いはもちろん、風邪やインフルエンザにも、十分お気をつけください。

●空気が乾燥 インフルエンザに注意

湿度が低くなると、ノドの粘膜の防御機能が低くなるため、インフルエンザにかかりやすくなります。インフルエンザを予防するには、次のようなことを心がけてください。

① 外出時はマスクを着用し、人の多い所への外出を控えましょう。高齢者や慢性疾患を抱えている方、疲れ気味、睡眠不足の方は、特に注意が必要です。
② 外から帰ったら、手洗いやうがいをしましょう。インフルエンザだけでなく、一般的な感染症予防のためにも、おすすめです。
③ 室内では、加湿器などを使って、適度な湿度(50~60%)を保ちましょう。
④ 栄養バランスの取れた食事と、十分な睡眠をとるよう、心がけましょう。体の抵抗力を高めることができます。

それでも、インフルエンザにかかってしまった場合は、安静にして、十分な休養や水分をとり、早めに医療機関を受診してください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士