強い寒気で日本海側は雨や雪 北陸は週末にかけても土砂災害など警戒
11日(水)は、日本海側は広い範囲で雨や雪。特に北陸の平地では先月から雨が断続的に降っていて、今月に入ってもたびたび大雨警報が出ています。週末にかけても雨量が増えるため土砂災害などに警戒が必要です。
●北陸の平地は断続的に雨 新潟県に大雨警報(土砂災害)
日本付近はきょう11日(水)も冬型の気圧配置となっていて、北日本は日本海側を中心に雪。北陸は山沿いは雪となっていますが、平地は雨が降っています。
11日(水)午前11時現在、新潟県上越や中越には大雨警報の出ているところがあります。
11日(水)午前6時から12日(木)午前6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
下越 40ミリ
中越 50ミリ
上越 50ミリ
佐渡 10ミリ
となっています。
これまでの雨や令和6年能登半島地震の影響により地盤の緩んでいる所があり、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。
●週末にかけても雨量が増え、危険度が高まる恐れ
北陸では今週末にかけても、断続的に雨が降り、新潟県の上越を中心にオレンジ色の表示が見られ、さらに100ミリ以上の雨が予想されています。大雨警報の地域が広がる可能性もありますので、今後の情報に十分ご注意ください。
●土砂災害の前兆
土砂災害の前兆現象は以下の通りです。注意してあたりを観察しましょう。
・豪雨や長雨が続いている
・川が濁ったり、木が流れたり、土臭いにおいがしたりする
・降雨が続いているのに、川の水位が減少する
・斜面(崖)から物音がする、石が落ちてくる、水が浸みだす
・地面に亀裂や段差が生じる、木が傾いたり、地面が揺れたりする
・地鳴りがする
・いつもと違うことが起きる