2日(月)は、関東から九州のあちらこちらから、カエデ紅葉・イチョウ黄葉の便りが届きました。水戸・長野で、12月にカエデの紅葉が観測されたのは初めて。彦根のイチョウ黄葉も、観測史上最も遅い記録です。

●カエデ紅葉・イチョウ黄葉の便り 次々と

気象庁では、カエデやイチョウの色づきについて、標本木を定めて、観測しています。

カエデの標本木全体を眺めたときに、大部分の葉の色が紅色に変わった状態になった最初の日を「カエデの紅葉」、イチョウの標本木全体を眺めたときに、大部分の葉が黄色に変わった状態になった最初の日を「イチョウの黄葉」と言います。

2日(月)は、関東から九州のあちらこちらから、カエデ紅葉・イチョウ黄葉の便りが届きました。

水戸・長野・彦根・神戸・宮崎では、カエデの紅葉が観測されました。長野・水戸では、12月にカエデの紅葉が観測されたのは初めてです。なお、水戸では1990年と2006年、2023年の11月27日を更新し、長野では2023年の11月29日を更新しました。

また、京都・彦根では、イチョウの黄葉が観測されました。彦根では、2007年11月30日の記録を更新し、観測史上最も遅い記録でした。

●関東から西 紅葉が見頃の所は?

12月に入り、紅葉からクリスマスイルミネーションへと、街を飾る景色が変わってきましたが、今年は紅葉の色づきが遅れていたため、関東から西では、まだ紅葉が見頃の所があります。

2日(月)現在、東京都では高尾山・明治神宮外苑、京都府では嵐山、広島県では宮島(紅葉谷公園)などが、見頃です。

紅葉を楽しむ際は、体を冷やさないよう、暖かい服装を心がけてください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士