東海地方は、寒気の影響で、明日30日まで平年を下回る寒さが続きそうです。12月はじめは一旦寒さが和らぎ、昼間は暖かな陽気となるでしょう。来週にかけて寒暖差が大きくなります。体調管理に気をつけてください。

●今日29日も大気不安定

今日29日の東海地方は、寒気が流れ込んでいる影響で、冬の寒さとなっています。この後も、気温があまり上がらないため、風を通しにくい暖かい服装でお過ごしください。
また、寒気の流れ込みで、岐阜県を中心に大気の不安定な状態が続いています。正午現在、飛騨地方を中心に、雨雲や雪雲がかかっています。正午の積雪の深さは、飛騨市河合で5cm、白川村で2cmを観測しています。今日29日夜にかけて、竜巻などの激しい突風や落雷、降ひょう、急な強い雨に注意してください。標高の高い山では、雪の降り方に注意が必要です。
太平洋側の地域にも、雨雲がかかる時間があり、変わりやすい天気となるでしょう。にわか雨に注意してください。

●土日の天気は?　明日30日まで不安定　12月スタートは広く晴天

【30日(土)】
昼頃にかけて大気の不安定な状態が続く見込みです。岐阜県では、一日を通して雲が多く、午前中を中心に雨や雪が降りやすいでしょう。太平洋側の地域は、多少雲が広がりますが、大体晴れそうです。

【12月1日(日)】
強い寒気が東へ抜けるため、土曜よりも雨や雪の範囲は狭まりそうです。本州付近は高気圧に覆われて、太平洋側の地域を中心に、穏やかに晴れる所が多いでしょう。紅葉狩り日和となりそうです。岐阜県でも、雲が多いながらも晴れ間の出る時間があるでしょう。

土曜は、名古屋で最高気温が12℃の予想で、12月中旬並みの寒さとなりそうです。寒さ対策をしっかりとして、お出掛けをお楽しみください。日曜は、少し寒さが和らぐ見込みです。

●週間天気　12月はじめは暖かい　その先は本格的な寒さ到来か

12月2日(月)以降、しばらく大きな天気の崩れはなさそうです。太平洋側の地域を中心に晴れの日が続き、空気が乾燥するでしょう。高山など飛騨北部では、ぐずついた天気で、雪の降る日もありそうです。
2日(月)と3日(火)が暖かさのピークで、昼間は20℃を超える所もあるでしょう。寒暖差が大きくなるため、服装でうまく調節してください。

なお、昨日28日、名古屋地方気象台から発表された1か月予報によると、12月はじめは寒気の影響を受けにくいものの、その後、12月下旬にかけては寒気の影響を受けやすい時期があるため、平均気温はほぼ平年並みの予想です。本格的な寒さは、もうまもなくでしょう。

情報提供元： tenki.jp日直予報士