向こう一週間も、天気が数日の周期で変化し、26日から27日は全国的に雨や風が強まる恐れ。季節は行ったり来たり。期間の初めと終わりは、晴れる地域も風が冷たい。

●この週末は冬型の気圧配置 26日頃は前線通過

この先も、天気が短い周期で変化します。
明日23日(土)から24日(日)は冬型の気圧配置に。北海道は、北部と南西部ほど広く雪が降りそうです。東北は日本海側を中心に雪や雨で、平地も、雪の積もる所や路面の凍結する所があるでしょう。北陸から山陰にかけて、平地は雨が降ったりやんだりで、山沿いの一部は雪。関東北部から長野県、岐阜県にかけての山沿いも雪の所があり、峠越えの車は冬の装備が必要になりそうです。関東から東海の平地と、西日本の太平洋側は広く晴れますが、気温は日中も15℃前後に留まるでしょう。北または西よりの冷たい風が時おり強まり、体感温度はさらに下がりそうです。

25日(月)は高気圧に覆われ、ほぼ全国で晴れ。風も収まるでしょう。それもつかの間、26日(火)から27日(水)は、前線が日本付近を通過し、全国的に天気が崩れます。

●26日~27日 全国的に雨 暖かい南風が強まる その後 西から寒気流入

26日(火)から27日(水)は、前線の通過に伴い、全国的に天気が崩れます。前線に向かうように、南から暖かい空気が入るため、北海道でも降るものは雪ではなく「雨」の所が多くなるでしょう。各地とも、雨が降るのは数時間と比較的短いものの、降り方は強まります。大気の状態が不安定で、局地的には雷雨になるでしょう。また、沿岸部を中心に、南よりの風が強く吹きます。強い雨や風によって、交通が乱れる所もありそうですので、気象情報に加えて交通情報も確認のうえ、時間に余裕を持った行動を心掛けてください。
なお、気温は広範囲で平年を上回るでしょう。27日(水)の最高気温は、札幌で13℃など北海道も多くの所で10℃以上の予想。東京都心をはじめ関東以西の太平洋側は20℃くらいまで上がる所もあるでしょう。ただ、西からは寒気が流入。九州や中国地方では昼間も15℃に届かず、ヒンヤリするでしょう。

●「山で雪」の目安の寒気 九州南部まで

28日(木)から29日(金)は、全国的に寒気に覆われてきます。
「平地で雪」の目安となる寒気(上空1500m付近でマイナス6℃以下)が北海道から東北北部の一部まで入り、「山で雪」の目安となる寒気(上空1500m付近で0℃以下)は、九州南部まで南下するでしょう。
北海道と東北北部は、雨から雪に変わる所が増えてきます。東北南部の日本海側から九州北部は冷たい雨が降り、山沿いは雪の所もあるでしょう。さらに、四国山地や、九州南部の山にも、一時的に雪雲がかかる可能性があります。
関東をはじめ、太平洋側の平地は大体晴れますが、気温は再び低くなり、冷たい北よりの風が強まるでしょう。厚手の上着やマフラーなどが活躍しそうです。

情報提供元: tenki.jp日直予報士