この先も前線や湿った空気の影響で、本州付近は曇りや雨の日が多いでしょう。沖縄は25日(金)にかけて台風20号周辺の暖湿流の影響で大雨の恐れ。新たな台風のたまご(熱帯低気圧)が発生し、列島に影響の可能性もあります。

●24日(木)　北海道は暴風に警戒　沖縄は大雨に注意

24日(木)は、低気圧は北海道の北で発達し、前線は本州の東へ進むでしょう。

北海道は明け方まで雨や雷雨で、激しい雨の降る所がありそうです。大雨による低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水に十分注意してください。風が強く、海上では暴風に警戒が必要です。東北から九州は晴れ間はでますが、太平洋側を中心に雲が多く、朝晩は雨の降る所があるでしょう。

沖縄は台風20号周辺の暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。激しい雨が降り、25日(金)にかけて警報級の大雨となる恐れがあります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。強風や高波にも注意が必要です。

●来週前半も広く雨　新たな台風のたまごも発生か

25日(金)以降も前線や湿った空気の影響で、本州付近は曇りや雨の日が多いでしょう。

特に、26日(土)頃は関東から九州で広く雨が降り、本降りの雨となりそうです。

また、南の海上で新たな台風のたまご(熱帯低気圧)が発生する可能性があります。台風になるかはまだはっきりしませんが、29日(火)頃から日本列島に熱帯低気圧周辺の湿った空気が流れ込む恐れがあります。29日(火)以降は東北から九州にかけて広く雨が降り、雨脚の強まる所もありそうです。今後の情報にご注意ください。

曇りや雨の日が多いですが、東海から西では夏日(最高気温25℃以上)の日が多いでしょう。10月も下旬ですが、まだ日中は半袖が活躍しそうです。

●11月に入っても季節の進みはゆっくり

10月31日(木)から11月2日(土)頃までは北海道から東海を中心に所々で雨が降るでしょう。3日(日)以降はおおむね晴れますが、関東以西はにわか雨の所がありそうです。

夏日(最高気温25℃以上)地点は減りますが、最高気温は平年より高い日が多く、季節の進みはまだゆっくりでしょう。

情報提供元： tenki.jp日直予報士