関東は、来週にかけて低気圧や台風の動向に注意が必要です。明日28日(土)にかけては、沿岸部を中心に所々で激しい雨。新たに発生した台風17号が、10月1日(火)に関東に近づく恐れも。今後の情報にご注意を。

●沿岸部を中心に大雨

関東は、停滞する秋雨前線や新たに発生する低気圧の影響で、今日27日(金)のお帰りの時間帯も沿岸部を中心に雨が降るでしょう。局地的にはカミナリを伴った激しい雨が降り、大雨になりそうです。伊豆諸島は、滝のような非常に激しい雨の降る所があるでしょう。

明日28日(土)も関東は、南部ほど雨の降る時間が長くなりそうです。台風16号から変わった低気圧が関東の南を通過するため、いったん雨の降り方が弱まったりやんだりしても、油断できません。東京都・埼玉県・栃木県は明日28日(土)の明け方にかけて、神奈川県・千葉県・茨城県・伊豆諸島は29日(日)にかけて警報級の大雨になる可能性が「中」となっています。

予想降水量(多い所)は、明日28日(土)午後6時までの24時間に関東南部で120ミリ、伊豆諸島で200ミリ。29日(日)午後6時までの24時間に伊豆諸島で80ミリです。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうにも注意が必要です。

●台風17号発生 明日28日には新たな台風も

30日(月)以降は、熱帯低気圧や台風の動向に注意が必要です。

今日27日(金)午後3時に、マリアナ諸島で台風17号が発生しました。今のところ関東に最も近づくのが10月1日(火)で、予報円の西側のコースを進んだ場合は台風本体の雨雲がかかる可能性があります。ただ、天気の回復は早く、2日(水)は各地で晴れるでしょう。

来週の後半に影響が出そうなのが、熱帯低気圧です。沖縄の南にある熱帯低気圧は、明日28日(土)には台風となり、フィリピンの東を発達しながらゆっくり西よりに進むでしょう。30日(月)には進路を北よりに変えて、10月2日(水)に強い勢力で沖縄の南へと進む予想です。まだ進路が定まっていないですが、沖縄に接近したあと、西日本や日本海を進む計算モデルもあり、最新の情報を確認してください。

●来週は再び夏の暑さ

最高気温は、25℃から28℃くらいの日が多く、平年より高い日が多いでしょう。10月1日(火)から2日(水)は日差しで気温が上がり、30℃前後の所が多くなりそうです。2日(水)は、東京都心と横浜で31℃と真夏日の予想。4日(金)も汗ばむほどの陽気の所が多いでしょう。

最低気温は22℃前後の日が多く、内陸を中心に20℃をした回る所もありそうです。平年より高い日がほとんどですが、朝晩は涼しく感じられるでしょう。晴れる日ほど朝晩と日中との気温差が大きくなるため、脱ぎ着のしやす服装を心がけてください。

気温と服装の目安は、25℃を下回ると「長袖シャツ」、20℃を下回ると「カーディガン」などとなっています。暑さ寒さの感じ方には個人差があり、雨や風向きによっても体感が変わります。tenki.jpの服装指数も参考にしてください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士