10月の初めにかけても、夏の空気が優勢。西日本を中心に暑さが続く。南の海上では台風が発生しやすい状況。また、前線や低気圧に伴う活発な雨雲がたびたび通過しそう。

●1週目:28日は関東や東海で雨量増 2日以降は西の地域ほど雨強まる

この期間は、前線や低気圧の影響を受けやすいでしょう。
明日28日(土)は、低気圧の通過に伴って東海と関東甲信で断続的に雨。特に静岡県と関東南部は、道路が冠水するような激しい雨の降る所があり、沿岸部を中心に雨の量が多くなるでしょう。土砂崩れなど、災害の危険度が高まってくる所もありそうです。
29日(日)から10月1日(火)は、別の低気圧が本州の南を進むでしょう。東海と関東甲信は曇りや雨で、仙台をはじめ東北でも一部で雨が降りそうです。
2日(水)から4日(金)は、前線が日本付近を通過し、南から湿った空気が入るでしょう。東海以西で広く雨となりそうです。また、台風が新たに発生し、発達しながら沖縄に近づくおそれがあります。進路次第では、九州をはじめ西日本でも雨や風の強まる所があるでしょう。

●台風情報の確認を

今日27日午前9時現在、日本の南には2つの熱帯低気圧があります。
ともに、明日28日までに台風へと発達する見込みで、それぞれ北上するでしょう。
東側の熱帯低気圧から発達する予想の台風は、それほど発達せずに本州の東の海上を進む可能性が高い状況ですが、進路によっては、東日本・北日本の太平洋沿岸の地域を中心に影響が出てくる可能性もあります。
西側の熱帯低気圧から発達する予想の台風は、暴風域を伴って沖縄付近へ進むおそれがあり、上述した通り、その後の進路次第では荒れた天気の範囲がさらに広がることも考えられます。
今後の台風情報に注意が必要です。

●2週目:5日(土)~10日(木) すっきりしない天気

この期間も、前線や低気圧がたびたび通過するでしょう。

5日(土)と6日(日)は広い範囲で日差しが届きますが、所々で雨雲が湧いてきそうです。
その先は、沖縄で晴れるほかは、曇りや雨となるでしょう。特に、7日(月)と10日(木)は、雨の範囲が広がる見込みで、降り方の強まる所もありそうです。

最高気温は、1週目から2週目を通して、全国的に平年より高めの傾向です。東海や近畿から九州は、7日(月)頃にかけて、真夏日の地点が多いでしょう。35℃以上の猛暑日の所は、ほとんどなさそうですが、それでも熱中症対策が欠かせません。
朝晩は、少し秋らしくなって、大阪など西の地域でも20℃から23℃くらいの日が増えてきます。一日の中での体感の差が大きくなる時期ですので、お出かけの時間帯に合わせて服装で調節なさってください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士