2024年 第1回「紅葉見頃予想」 全国的に平年並みか遅い 日本気象協会発表
日本気象協会は10日、2024年 第1回「紅葉見頃予想」を発表。今年の紅葉の見頃は、北日本と東日本では平年並みか遅く、西日本ではおおむね平年並みとなるでしょう。
●ついに発表! 2024年の紅葉見頃予想
日本気象協会は10日、2024年 第1回「紅葉見頃予想」を発表しました。
今年の紅葉の見頃は、北日本と東日本では平年並みか遅く、西日本ではおおむね平年並みとなるでしょう。
紅葉の見頃は、秋(9~11月)の気温が低いと早まり、高いと遅れます。
この先、11月にかけて全国的に気温は高く推移する見込みですが、天気は周期的に変化し、徐々に秋の空気に覆われる日も増えてくるでしょう。また、10月中旬以降、東・西日本を中心に平年を下回る時期もある見込みです。
●各地の紅葉見頃予想
■北日本(北海道・東北)
紅葉の見頃は、平年並みか遅いでしょう。この先9月下旬にかけて、気温は高めに推移する見込みです。ただ、記録的な高温となった昨秋ほどの高温は予想しておらず、色づきの早い北海道の大雪山系などでは、昨年と比べ順調に紅葉が進んでいくとみられます。10月も高温傾向が続きますが、見頃の時期が極端に遅れることはないでしょう。
各地の紅葉は、大雪山系の黒岳は9月中に、青森県の八甲田は10月前半に、道南の洞爺湖周辺は10月後半、岩手県の盛岡城跡公園は11月後半に見頃となる見込みです。
■東日本(関東甲信・北陸・東海)
紅葉の見頃は、平年並みか遅いでしょう。9月中旬以降、気温は高めに推移する見込みですが、10月に入ると高温傾向はやや和らぐ見込みです。中旬から下旬にかけては、朝の気温が平年より低くなる日も増え、順調に色づきが進みそうです。
各地の紅葉は、富山県の立山ロープウェイは10月前半に、愛知県の茶臼山高原は10月後半、石川県の特別名勝兼六園は11月後半に、東京都の石神井公園では12月前半に見頃となる見込みです。
■西日本(近畿・中国・四国・九州)
紅葉の見頃は、おおむね平年並みとなるでしょう。9月中旬以降、気温は高めに推移する見込みですが、10月に入ると高温傾向はやや和らぐ見込みです。11月にかけて、朝の気温が平年より低くなる日が増え、順調に色づきが進みそうです。
各地の紅葉は、滋賀県のびわ湖バレイや、宮崎県のえびの高原では10月後半に、愛媛県の松山城や熊本県の熊本城は12月前半に見頃となる見込みです。