猛烈な台風11号 発達のピークへ 中心気圧905hPa・最大瞬間風速80㎧予想
南シナ海を進む猛烈な台風11号は、さらに発達し、7日00時の中心気圧は905hPa、最大風速は55m/s、最大瞬間風速は80m/sとなる予想です。また、フィリピンの東の海上でも積乱雲が湧いており、今後、熱帯低気圧や台風に発達して、沖縄に影響を与える可能性もあります。今後の情報にご注意ください。
●台風11号 猛烈な勢力を維持
南シナ海の台風11号は、6日12時も一番強いランクの猛烈な勢力を維持しており、中心気圧は915hPa、最大風速は55m/s、最大瞬間風速は75m/sとなっています。台風が猛烈な勢力となるのは、昨年2023年の台風15号以来で、今年初めてです。台風11号は海面水温が30℃以上と高い海域を進んできており、発達を続けています。衛星画像を見ても、眼がくっきりしており、発達していることが分かります。
中国の海南島の一部が暴風域に入っています。
●台風11号 さらに発達する予想
台風11号は、さらに発達するでしょう。7日00時には中心気圧は905hPaまで下がり、最大風速は55m/s、最大瞬間風速は80m/sとなる予想です。この海域で、ここまで気圧が下がるのは、珍しいことです。
台風の進路にあたる中国の雷州半島や海南島では猛烈な風が吹き荒れ、大荒れの天気でしょう。大雨となり、甚大な災害が起きる恐れもあります。その後は次第に勢力は弱まるものの、ベトナムでも荒天が予想されます。
●南の海上は台風の発生しやすい状況
南の海上は積乱雲の発達しやすい状況となっており、フィリピンの東の海上でも積乱雲が湧いています。熱帯低気圧も発生しており、週明けは沖縄に影響を与える可能性もあります。今後の情報にご注意ください。