明日も関東は通勤・通学の時間帯 道路の冠水などに注意 週末は厳しすぎる残暑
明日4日も通勤・通学の時間帯は局地的に激しい雨が降るため、道路の冠水などに注意が必要です。時間に余裕を持って行動しましょう。5日~7日は日差しが照りつけて、最高気温が35℃くらいまで上がる所もあるでしょう。身体にこたえる暑さになるため、体調管理にお気をつけください。
●明日も通勤・通学の時間帯 道路の冠水などに注意
今日3日の関東地方は大気の状態が不安定で、あちらこちらで雨が降りました。
特に、朝の通勤・通学の時間帯は千葉県を中心に発達した雨雲がかかり、短時間に滝のような雨が降った所もありました。1時間降水量は茨城県常陸大宮市小瀬で53.5ミリ(午前1:30まで)、千葉県佐倉市で52.5ミリ(午前7:30まで)を観測し、千葉県佐倉市では9月の観測史上1位の値を更新。千葉県では通勤・通学の時間帯に交通に影響が出たり、道路が冠水したり、土砂崩れが起こったりした所がありました。
明日4日も前線が関東の東に停滞し、暖かく湿った空気と上空の寒気の影響で、大気の不安定な状態が続くでしょう。午前を中心に所々で雨が降り、激しく降ることもありそうです。
沿岸部を中心に風が強まり、横なぐりの雨になる所もあるでしょう。交通への影響が出るおそれもありますので、朝の通勤・通学の際は時間に余裕を持って行動してください。
●少しの雨でも土砂災害の危険度が高まる
関東地方では4日昼過ぎにかけて、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨の降る所があるでしょう。雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨となる可能性があります。
明日4日に予想される1時間降水量(多い所)
関東地方北部 40ミリ
関東地方南部 50ミリ
伊豆諸島 50ミリ
今日3日18時から明日4日18時までの24時間予想降水量(多い所)
関東地方北部 100ミリ
関東地方南部 150ミリ
伊豆諸島 120ミリ
関東地方南部では、これまでの雨で地盤の緩んでいる所がありますので、明日4日昼前にかけて土砂災害に警戒が必要です。また、アンダーパスなどの低い土地の浸水、川の増水や氾濫にご注意ください。
●5日~7日 日差し照りつける 厳しすぎる残暑
今日3日は、最高気温が東京都心など関東地方南部を中心に夜中(日付の替わる頃)に観測された所が多くなりました。日中は25℃前後で経過し、残暑はいったん落ち着きました。
明日4日の最低気温は東京都心で20℃の予想で9月中旬並み。もし東京都心で20℃くらいまで下がれば、6月29日以来、およそ2ヵ月ぶりのことです。明日の朝は、半袖では涼しく感じられる方もいらっしゃると思います。羽織る物などで、うまく調節してください。
明日の日中は日差しの出る所もあり、内陸では30℃以上の真夏日になる所もあるでしょう。5日~7日は広い範囲で晴れて、さらに気温が上がります。6日と7日は35℃くらいまで上がる所が多く、厳しい残暑になるでしょう。熱中症など、体調管理にはくれぐれもご注意ください。