今日8日、気象庁はこの先の1か月予報と10年に1度レベルの高温情報を発表しました。9月上旬にかけて、全国的に平年に比べて晴れる日が多く、気温の高い状態が続く見込みです。暑さが収まる気配はなく、厳しすぎる残暑が長く続くでしょう。

●お盆もその後も厳しい暑さ ゲリラ雷雨にも注意

今日8日(木)、気象庁はこの先の1か月予報(8月10日~9月9日)を発表しました。

全国的に気温が平年より高い状態が続く見込みです。来週はお盆休みに突入する方も多いと思いますが、毎年お盆明けの頃は熱中症にかかる方が急増します。また、8月の下旬に入ると徐々に夏休みが終わり、通学、通園するお子さんも増えてくるかと思います。長期休みで涼しい環境に慣れていると、急な暑さで熱中症にかかりやすくなるため、注意が必要です。

なお、9月上旬にかけては全国的に晴れる日が多く、降水量は平年並みか平年より少ないでしょう。ただ、ずっと晴れるわけではありません。太平洋側を中心に湿った空気の影響を受ける時期があり、ゲリラ雷雨に見舞われる日もある見込みです。また、今後は続々と熱帯低気圧や台風が発生する可能性もあります。

熱中症予防に加えて、お出かけの際は、最新の天気予報を確認してください。

●10年に1度の著しい高温も

さらに気象庁は今日8日、全国各地に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。

高温に関する早期天候情報は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに発表されます。

8月1日と5日にも、今週から来週にかけて予想される全国的な暑さに対して、高温に関する早期天候情報が発表されました。今日8日は、さらにその先14日以降も10年に一度レベルの高温になる可能性があるため発表されたもので、それだけ記録的な暑さが長く続くということになります。

日中の暑さはもちろんですが、夜間も気温が下がりにくいため、昼夜を問わず熱中症対策を心がけてください。生活リズムを整えたり、栄養や睡眠をしっかり摂ることも大切です。

情報提供元: tenki.jp日直予報士