栃木県では雷雲が発達中で、午後1時過ぎに竜巻注意情報が発表されました。全国的に大気の状態が不安定なため、帰宅時間帯などはゲリラ豪雨に注意が必要です。

●急な雨や雷雨に注意

日本付近への暖かく湿った空気が流れ込みや気温の上昇の影響で、全国の広い範囲で大気の状態が不安定となっています。

関東の内陸では午後になって、局地的に雨雲が発生し始めています。栃木県では雨雲が発達し局地的に土砂降りとなっていて、落雷も観測しています。気象庁は午後1時過ぎ、栃木県全域で竜巻などの激しい突風が発生しやすい気象状況になっているとして、竜巻注意情報(※)を発表しました。

雷の発生する確率は、このあとも九州から関東を中心に高く、帰宅時間帯などに急にバケツをひっくり返したような雨やひょうが降る可能性があります。全国の広い範囲で、突然の激しい雨や落雷、竜巻などの突風に注意が必要です。

移動をされる際は空の様子だけでなく、スマホで雨雲レーダーをこまめに確認するなど、空模様の変化に気を付けた方がよさそうです。

※竜巻注意情報の有効期間は発表から約1時間です。

●ゲリラ豪雨に遭遇したら

空が急に暗くなってきたり、冷たい風が吹いてきたら積乱雲が近づいているサインです。突然激しい雨や雷雨となったり、ひょうが降ってくる可能性が高いため、近くの建物などに避難し安全の確保に努めてください。

短時間に局地的に大量の雨が降ることで、地下やアンダーパスに水が溜まることが考えられます。また、排水が追い付かず、道路が冠水する可能性もあります。

ゲリラ豪雨が発生すると危険な箇所が急激に増えるため、移動の際には周囲の状況に注意が必要です。

情報提供元: tenki.jp日直予報士