向こう1か月の北海道は、暖かい空気に覆われやすいため、気温が平年より高いでしょう。湿度も高めで、蒸し暑く感じられることもありそうです。熱中症や食中毒には十分注意し、万全な暑さ対策を心がけてください。

●1週目(7月20日~26日)  局地的に雨の量が増える恐れ

明日(19日)は前線が北海道付近を通過し、道内は札幌など道央、函館など道南方面を中心に雨が降るでしょう。胆振地方など道南方面や宗谷地方を中心に降り方が強まり、まとまった雨の量になる恐れがあります。
20日土曜日以降も北海道付近は前線や低気圧の影響を受けやすく、暖かく湿った空気が流れ込みやすくなります。そのため、曇りや雨のぐずついた天気となる日が多くなるでしょう。

気温は平年より高く、内陸を中心に日中は30度前後と厳しい暑さとなるでしょう。加えて湿度も高めに経過するため、蒸し暑く感じられる日が多くなりそうです。こまめな水分補給を心がけ、汗を多くかいた際は塩分も補給するなど、万全な対策を心がけてください。
また、朝晩も気温が下がりにくく、最低気温は22度くらいの日が多くなるでしょう。夜間の熱中症にも十分に注意してください。

●2週目(7月27日~8月2日) 厳しい暑さに 万全な対策を

日本海側を中心に低気圧や湿った空気の影響を受けやすく、平年と比べて曇りや雨の日が多くなるでしょう。1週目に続き、全般にすっきりしない天気となり、時折出る晴れ間は貴重なものになりますので、日差しを有効に使えるとよさそうです。

気温は平年並みか高いですが、オホーツク海高気圧が張り出す影響で、オホーツク海側などでは一時的に冷たい空気が流れ込み、気温の上がり方が鈍くなることもありそうです。気温変化が大きくなる可能性もあるため、体調管理に注意してください。

●3~4週目(8月3日~16日)

天気は数日の周期で変わるでしょう。1週目から2週目に比べると、日差しに恵まれる日が多くなりそうです。1年で最も紫外線が強い時期ですので、気になる方は日傘や日焼け止めクリームなどによる紫外線対策を心がけてください。

なお、今年の道内は7月18日の時点で、まだ猛暑日(最高気温35℃以上)や熱帯夜(夜間の最低気温が25℃以上)は観測されていません。
7月下旬から8月上旬頃にかけてが、1年で最も暑さが厳しい時期で、北海道でも猛暑日や熱帯夜が観測される可能性があります。日々発表される予想気温や熱中症警戒アラートなどを確認し、暑さへの対策を万全に行うようにしてください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士