今日17日(水)の関東は、気温が上がった午後から大気の状態が再び不安定。関東北部や西部の山沿いで雨雲が発達し、都市部にも流れ込んできました。帰宅時間帯は、局地的に激しい雨が降るため、ゲリラ雷雨に注意が必要です。

●関東 帰宅時間帯にゲリラ雷雨注意

今日17日は、梅雨前線が北陸付近から東北へ北上中です。関東地方は暖かく湿った空気が流れ込んでいるうえに、午後は真夏日続出となるなど気温が上がったため、大気の状態が非常に不安定となっています。

関東北部や西部の山沿いで発生した活発な雨雲や雷雲が、午後は都市部にもかかってきました。

16時現在、神奈川県に発達した雨雲がかかり、ゲリラ雷雨になっている所があります。

●今夜にかけてゲリラ雷雨に注意

関東甲信地方では、17日夜遅くにかけて大気の状態が非常に不安定となるでしょう。東京都心でも天気の急変にご注意下さい。また、長野県や関東地方北部では、これまでに降った雨により地盤が緩んでいる所があり、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。

●街中でゲリラ豪雨が発生 避難のポイントは

ゲリラ豪雨が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。そこで、避難の際は、次の3つのことに注意が必要です。

①雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街などではなく、建物の1階以上の場所を選びましょう。橋の下も、川が増水する恐れがありますので、絶対に避けて下さい。
②浸水した道路を歩く時は、とても危険です。水の流れに足をとられてしまう恐れがあるだけでなく、足元が見えないので、側溝やマンホールに落ちてしまう可能性もあります。やむを得ず、水の中を歩く場合は、棒などで足元を確認しながら進みましょう。
③アンダーパスなど低い所を通る道路では、車が水につかると、水圧によって、ドアが開かなくなることもあります。運転の際は、なるべく低い所を通る道路を避けるよう、心がけてください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士