山陰地方には今朝から発達した雨雲が次々に流れ込み、激しい雨や非常に激しい雨が降っています。島根県松江市では、たった3時間で100ミリを超える記録的な大雨となっており、土砂災害の危険度が高くなっています。小さな川は氾濫し道路や低い土地が冠水するなど、危険な状態になっています。夕方にかけて激しい雨の降る恐れがあり、土砂災害などに厳重な警戒が必要です。

●島根県松江市 3時間で100ミリ超の大雨に

今日9日(火)、山陰地方は山陰沖にのびる梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、朝から大雨となっています。
12時40分までの6時間降水量は、島根県の松江市で126.5ミリと観測史上最大を記録し、12時50分までの3時間降水量は同じく松江市で108.0ミリと観測史上最大を記録しました。また、1時間降水量は島根県松江市鹿島で59.0ミリ、鳥取県境港市で53.0ミリと非常に激しい雨が降るなど、大雨となっています。

●土砂災害 河川の氾濫 低い土地の浸水に警戒を

山陰地方は大雨により、小さな川は氾濫し道路や低い土地が冠水するなど、危険な状態になっています。このあとも、危険な範囲が広がる見込みです。最新の情報を確認し、安全な場所で過ごすようにしてください。

●今日9日(火)夕方にかけて大雨に警戒 その後も斜面や川には近づかない

山陰地方は、今日9日(火)夕方にかけて、発達した雨雲や雷雲の流れ込みやすい状況が続く見込みです。
引き続き土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
今夜はいったん雨のやむ所が多くなりますが、雨が止んだ後もしばらくは土砂災害の危険度が高い状態が続きます。斜面など危険な場所には近づかないようにしてください。また、増水した川にも近づかないようにしてください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士