高気圧に覆われて広く晴れている今日(29日)の道内。内陸を中心に気温が上がり、午後3時までの最高気温が30℃以上の真夏日を多数観測しました。明日(30日)も日中は広く真夏並みの暑さとなる見込みです。ただし、明日夜から明後日(1日)は太平洋側を中心に広く雨となり、大雨に注意が必要です。

●内陸中心に気温上昇 真夏日の所も

今日の道内は高気圧に覆われて広く晴れました。強い日差しや上空に入った暖かい空気の影響もあって内陸を中心に気温が上がりました。午後3時までの最高気温は今年最も高くなった所が多く、気温を観測している道内アメダスの内、56地点で最高気温30℃以上の真夏日となりました。オホーツク海側の北見では33.7℃まで上がって今年道内で最も高い気温の観測となり、今年初の真夏日となった札幌は31.3℃で6月の統計史上8位の高温となりました。また、渡島地方の森では29.5℃まで上がり、2002年からの統計史上6月としては最も高い気温となりました。

明日も上空には真夏の時期に相当するような暖かい空気が流れ込むため、日中は今日と同じような暑さとなる所が多くなりそうです。ただし明日は低気圧を含む気圧の谷が西から近づくため次第に雲が広がり、湿った気流の影響もあってやや蒸し暑く感じれられる所が多くなるでしょう。引き続き熱中症や食費の管理などに注意して下さい。

●明日夜から明後日は広く雨 100mmを超える大雨の恐れ

明日は前線を伴う低気圧が日本海から近づく影響で、夜には日本海側や太平洋側西部、十勝地方の山沿いなどで雨が降り出す見込みです。明後日には低気圧が北海道付近を通過するため、道内では広く雨が降るでしょう。雨のピークは明日夜から明後日の朝にかけてで、降り始めからの総雨量は太平洋側西部など多い所で100~150mmに達する見込みです。南に向いた山の斜面などで雨の降り方が強まり、川の水位が急に上昇したり、土砂災害の発生する恐れがあります。最新の気象情報に注意して下さい。

なお、2日(火)には低気圧や前線は東に遠ざかり、西から天気は回復傾向となる見込みです。

情報提供元: tenki.jp日直予報士