関西では、すでに大雨になっている所がありますが、今夜にかけても、激しい雨や雷雨の所がある見込みです。土砂災害に警戒し、低い土地の浸水や河川の増水、落雷や竜巻などの激しい突風に注意をしてください。

●今日23日(日) 夜にかけて警報級の大雨のおそれ 湿気多く蒸し暑さ続く

今日23日(日)は、梅雨前線が西日本を南下するため、関西では雨が降るでしょう。
局地的に、雷を伴って激しい雨が降り、警報級の大雨となるおそれがあります。
山沿いでは土砂災害に警戒し、市街地でも、低い土地の浸水や河川の増水、落雷や竜巻などの突風に注意が必要です。
気温は、きのうほど上がらない所もありますが、湿気が多いため、夜にかけて蒸し暑さが続くでしょう。

●週間天気 今週前半は貴重な梅雨の晴れ間となる所も

関西では、明日24日(月)は中部と南部で雨が降り、明け方まで雷を伴う所もあるでしょう。
25日(火)は天気が持ち直し、貴重な梅雨の晴れ間となる所がある見込みです。
その後は再び雨が降りやすくなり、今週の後半は雨の降り方が強まる所もあるでしょう。今後の情報に注意をしてください。
気温は平年より低い日もありますが、湿気が多いために蒸し暑さが続く見込みです。体調の管理や、食品の管理にも注意が必要です。

●大雨時に危険な場所

実際に大雨が発生したら、適切な対応ができるよう、事前に確認しておくことが大切です。安全を確保するために以下の点に注意してください。

① 河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。

② 運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。

③ 山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。

④ 地下は浸水するおそれがあるため、雨漏りなど異変を感じたら地上に移動するようにしてください。地下では、危険を察知することが遅れてしまいがちです。こまめに気象情報を確認し、速やかに地上に移動できるようにしておきましょう。

⑤ 上流にダムのある河川の近くに住んでいる場合は、ダムの水位情報を確認するようにしましょう。大雨が長時間にわたって降り続くと、ダムは決壊を防ぐために放流を始める場合があります。

情報提供元: tenki.jp日直予報士