夏場は、上空の寒気によって雷が発生すると三日ぐらい続くことから「雷三日」言われています。今日4日も関東や東北を中心に雨雲が発達しやすく、天気の急変に必要です。

●寒気の流れ込み続く

今日4日も、上空5500メートル付近にはマイナス15℃以下と、この時期としては強い寒気の流れ込みが続くでしょう。関東や東北を中心に大気の状態が不安定となるため、局地的には雷雲にまで発達しそうです。

夏場に「雷三日」という言葉をよく耳にしますが、上空に流れ込んだ寒気によって雷が発生すると三日ぐらい続くことから言われている言葉です。今日4日の午後は、東海や関東甲信、北陸、東北で発雷確率が高く、急に強まる雨や落雷、竜巻などの突風、ひょうにご注意ください。

●晴れていても急な雨や雷雨に注意

今日4日の各地の天気です。

沖縄は梅雨の中休みとなり、強い日差しが照りつけるでしょう。九州や四国も、おおむね晴れる見込みです。昼前後をピークに紫外線が強まるため、短時間の外出でも対策を心がけてください。

中国地方や近畿は、晴れ間が出ますが、所々でにわか雨がありそうです。山陰は、昼頃にかけて雨が降りやすいでしょう。

東海や関東甲信、北陸、東北は晴れていても、急な雨にご注意ください。午後は内陸部を中心に雨雲が発達しやすく、局地的に雷を伴って雨脚が強まりそうです。静岡県や新潟県など、バケツをひっくり返したような激しい雨の降る所があるでしょう。

北海道は雲が多めながらも、日中は日が差す見込みです。ただ、太平洋側は所々で雨が降り、午後は日本海側でもにわか雨があるでしょう。

●関東以西は広く夏日 熱中症対策を

今日4日の最高気温は、沖縄や九州から関東では25℃以上の夏日の所が多く、鹿児島は28℃まで上がるでしょう。東京都心は26℃と、3日ぶりの夏日になりそうです。特に外での運動や作業は、熱中症にかかるリスクが高くなります。こまめな水分補給や休憩を心がけてください。

北陸や東北、北海道は20℃から22℃くらいの所が多いでしょう。北陸や東北は平年より低い予想ですが、ムシッと感じられそうです。

●天気急変のサイン

天気急変のサインとなる現象は、大きく3つ挙げられます。

① 「真っ黒な雲が近づいてきた」
ゲリラ豪雨(局地的に大雨)をもたらすような、発達した積乱雲は、真っ黒に見えます。黒い雲が速いスピードで動いているように見えたり、晴れていたのに、急に空が暗くなったりするのも、天気急変のサインの一つです。

② 「雷の音が聞こえてきた」
ゴロゴロという音が聞こえてきたら、雷雲が近づいています。また、稲妻が見えるのも、天気急変のサインの一つです。

③ 「急に冷たい風が吹いてきた」
発達した積乱雲からは、雨粒とともに、冷たい風が勢いよく吹き降りてきます。風の変化にも、注意が必要です。

このような前兆を感じたら、すぐに安全な所へ避難してください。また、雷注意報が発表されている時や、天気予報で「大気の状態が不安定」、「天気が急変」という言葉を聞いた時には、ゲリラ豪雨の可能性がありますので、ご注意ください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士