今年全国で初 「熱中症警戒アラート」 沖縄県八重山地方に発表
今日22日、沖縄県八重山地方に今年全国で初めてとなる「熱中症警戒アラート」が発表されました。明日23日の沖縄県八重山地方は、熱中症の危険度が極めて高い気象状況になることが予測されます。いつも以上に、熱中症予防のための行動を心がけてください。
●今年全国で初 「熱中症警戒アラート」が沖縄県八重山地方に発表
今日22日、沖縄県八重山地方に今年全国で初めてとなる「熱中症警戒アラート」が発表されました。明日23日の沖縄県八重山地方は、気温が著しく高くなることにより、熱中症の危険度が極めて高い気象状況になることが予測されます。
室内等のエアコン等により涼しい環境にして過ごすなど熱中症予防のための行動をとってください。
いつも以上に、熱中症予防のための行動を心がけてください。管理者がいる場所やイベント等では、責任者が暑さ指数などを実測の上、適切な熱中症対策が取れていることを確認するよう心掛けてください。
●「熱中症警戒アラート」とは 今年から「熱中症特別警戒アラート」の運用が開始
「熱中症警戒アラート」は、熱中症を予防することを目的に、環境省と気象庁が共同で発表して、暑さへの「気づき」を呼びかけるための情報です。
熱中症警戒アラートを発表する基準は「暑さ指数(WBGT)」です。暑さ指数は「気温」「湿度」「輻射熱(地面や建物・体から出る熱で、温度が高い物からはたくさん出ます)」を取り入れた、暑さの厳しさを表す指標です。
この暑さ指数が、全国を58に分けた府県予報区等のどこかの地点で、「33」以上と予想した場合、熱中症警戒アラートが発表されます。熱中症警戒アラートが発表された所では、日頃から実施している熱中症対策を、普段以上に徹底することを心がけてください。
なお、今年からは「熱中症特別警戒アラート」が運用開始となります。こちらは、都道府県内において、全ての暑さ指数情報提供地点における、翌日の日最高暑さ指数(WBGT)が35(予測値)に達する場合等に発表します。都道府県の枠を超えて暑い状況等が想定されますので、近隣の都道府県においても注意が必要な可能性があります。
発表された場合には、今まで普段心掛けていただいている熱中症予防行動と同様の対応では不十分な可能性がありますので、今一度気を引き締めていただいた上で、準備や対応が必要です。
●「熱中症警戒アラート」発表時 とるべき行動は
「熱中症警戒アラート」が発表された所では、熱中症にかからないよう、積極的にとるべき行動が5つあります。
①外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう。熱中症を予防するためには、暑さを避けることが、最も重要です。不要不急の外出は、できるだけ避けてください。屋内では昼夜を問わず、エアコンなどを使用して、部屋の温度を調整しましょう。
②屋外や、エアコンが設置されていない屋内での運動は、外での運動は、原則、中止や延期をしましょう。
③普段以上に、熱中症予防行動を実践しましょう。のどが渇く前に、こまめに水分を補給したり、なるべく涼しい服装を心がけたりしてください。
④熱中症のリスクが高い方に、声かけをしましょう。高齢者や子ども、持病のある方、肥満の方、障害のある方などは、熱中症にかかりやすいため、「夜間でもエアコンを使う」「こまめな水分補給を心掛ける」など、周りの方が声をかけてください。
⑤暑さ指数(WBGT)を確認しましょう。暑さ指数は、時間帯や場所によって、大きく異なります。環境省熱中症予防情報サイトなどで確認して、暑さ指数を行動の目安にしてください。