東海地方 菜種梅雨でまとまった雨となる日も 貴重な晴れ間を有効に
東海地方は、明日23日からしばらく雨が降りやすい「菜種梅雨」となり、この時期としては雨量が多くなる日もあるでしょう。27日(水)は貴重な晴れ間となるため、有効にお使いください。週末の雨は催花雨(さいかう)となり、来週は桜開花の便りが次々と届きそうです。
●土日の天気は?
この土日は、湿った空気が入りやすく、また、前線が本州付近に延び、前線上を低気圧が東へ進む見込みです。
【23日(土)】
早い所では未明から雨や雪が降りだし、朝には広い範囲で傘が必要となりそうです。山間部ではじめ雪の所も、暖かな空気が入って次第に雨に変わるため、大雪の心配はないでしょう。ただ、雪が多く残る岐阜県の標高の高い山では、降った雨に加えて雪解けにより水分量が増えるため、融雪災害に注意してください。夕方には、一旦雨はやむでしょう。
【24日(日)】
三重県南部では朝から再び雨雲がかかりはじめ、午後は広く雨となり、夜にかけて続く見込みです。前線上の低気圧が西から近づき、東海地方沿岸を通過する見込みです。南の地域ほど活発な雨雲がかかり、夜は、三重県南部などで雨脚の強まる所があるため、雨の降り方に注意してください。土曜よりも暖かな空気が入るため、山間部も降りはじめから降り終わりまで、ほとんどの所で雨となりそうです。
●来週も雨の日が多い 26日(火)は雨量が多くなる
来週も、前線が本州付近に停滞し、曇りや雨の日が多くなるでしょう。特に、東海地方では26日(火)は雨量が多くなりそうです。また、長く雨が続くため、大雨による土砂災害などにも注意が必要です。27日(水)は貴重な晴れ間となり、日差しの出る時間が長いため、有効にお使いください。
また、スギ花粉の飛散は終盤でヒノキ花粉が増えています。雨の日は花粉の飛散が抑えられますが、ヒノキ花粉で症状が出やすい方は対策を万全にしましょう。
●来週にかけて桜開花のラッシュ 開花日の基準は?
日本気象協会が発表した「2024年桜開花予想(第5回)」では、このところの寒の戻りもあり、前回の予想よりも開花は少し遅い予想となっています。東海地方の平野部では来週にかけて、桜開花のラッシュとなるでしょう。満開も少し遅い予想となり、4月に入ってからとなりそうです。
なお、桜の開花日とは、標本木で5~6輪以上の花が開いた状態となった最初の日をいいます。また、満開日とは、標本木で約 80%以上のつぼみが開いた状態となった最初の日をいいます。
●2週間天気後半:30日(土)~4月4日(木)
3月最後の週末、30日(土)から31日(日)は、高気圧圏内で広く晴れるでしょう。桜も徐々に見頃を迎えはじめるため、絶好のお花見日和となりそうです。最高気温は20℃前後まで上がりポカポカ陽気となりますが、夜桜を見に行かれる方は、暖かくしてお出掛けください。
4月はじめも大体晴れて暖かな陽気が続きますが、3日(水)は天気は下り坂で、雨が降りだす見込みです。ただ、気温の高い状態は続き、暖かな雨となるでしょう。