北陸 18日から気温急降下 20日~21日は強い寒気 山間部を中心に大雪のおそれ
北陸地方では、今日17日(日)まで春本番の暖かさが続いていましたが、明日は冬型の気圧配置となり、気温が急降下。冬の寒さに戻りそうです。さらに、20日(水)~21日(木)はこの時期としては非常に強い寒気が南下し、新潟や富山の山間部を中心に大雪となるおそれがあります。平地でも広く積雪となりそうです。風も強まり、石川では警報級の高波となるおそれもあります。
●明日18日(月)は気温急降下、冬の寒さに逆戻り
今日17日(日)は、日本海の低気圧や前線に向かって南寄りの風が入ったため、北陸地方では気温が上がり、最高気温は4月上旬から中旬並みの所が多くなりました。
しかし、週明け18日(月)は冬型の気圧配置となり、上空にこの時期としては強い寒気が流れ込みます。北陸地方では、新潟や富山を中心に断続的に雪や雨が降り、平地でも雪が降りそうです。平地の降雪量は多くならないと見ていますが、気温が上がらず、最高気温は2月中旬から下旬並みと、きょうより2カ月近く季節が逆戻りしたような寒さとなるでしょう。沿岸部を中心に北寄りの風も強まりますので、体感的には更に寒く感じられそうです。風邪などひかないよう、体調管理に注意して下さい。
また、海上では波が高まり、新潟の下越・佐渡地方や石川の能登地方では警報級の高波となるおそれがあります。海岸線にはむやみに近寄らない方が良さそうです。
●20日~21日 お彼岸以降としては滅多にない強い寒気 平地でも広く積雪に注意
19日(火)は一旦冬型が緩むため、天気は小康状態となりますが、20日(水)には上空に強い寒気を伴った低気圧が北陸付近を通過するでしょう。20日(水)の日中は、大気の状態が不安定で、局地的にあられやひょうが降り、積もるおそれがあります。落雷や突風などにも注意して下さい。
20日(水)の夜~21日(木)は、冬型の気圧配置が強まるでしょう。平地で大雪の目安とされる上空5500メートル付近でマイナス36度以下の寒気が北陸地方まで南下し、新潟や輪島・富山の周辺ではマイナス38度以下となる時間もあるでしょう。これは、お彼岸以降としては滅多に強さとなります。
山間部を中心に局地的に短時間に強い雪が降り、大雪となるおそれがあります。平地でも広く積雪となり、この時期としてはまとまった降雪となる可能性があります。交通機関にも影響が出る可能性があるので、最新の情報に注意して下さい。
風も強まり、海上では再び波が高まるでしょう。石川では警報級の高波となるおそれがあります。