今日7日、気象庁からこの先の1か月予報が発表されました。気温は全国的に平年並みか高く、特に西日本で平年より高くなるでしょう。3月前半は一時的に寒気の影響を受けますが、3月後半は全国的に高温傾向に。ことしの桜の開花や満開は、昨年に続き、平年より早まる可能性。

●数値予報モデルによる予測結果

今日7日、気象庁からこの先の1か月予報が発表されました。

1か月平均の地上気圧は、アリューシャンの南では低気圧が発達しやすいですが、シベリア高気圧は平年より弱いでしょう。日本付近では等圧線の間隔が広がっており、天気は数日の周期で変化する見込みです。
上空約1500mの気温は、大陸を中心に日本付近は平年より高く、寒気の影響を受けにくいでしょう。

このため、1か月の気温は、全国的に平年並みか高く、特に西日本で平年より高くなる見込みです。3月前半は寒気の影響を受ける日もありますが、3月後半は全国的に高温傾向となるでしょう。

●桜の季節早まる 東京は3月19日開花 25日満開予想

昨日6日、日本気象協会は「2024年桜開花予想(第3回)」を発表しました。昨年に続き、全国的に桜の開花、満開は平年よりも早い傾向となりそうです。

前回発表と比べて、3月の予想気温が高く、予想開花日は早まった所が多くなりました。今年の桜の開花は、全国的に平年より早く、19日に東京や高知、20日には福岡や松山などから開花が始まり、3月末までに、九州から東北南部にかけての広い範囲で開花するでしょう。

3月25日には東京で桜が満開となる見込みで、3月末までに九州から北陸にかけての広い範囲で満開を迎える見込みです。
4月に入ると、桜前線はさらに北上し、4月3日には新潟、13日には秋田で、18日には青森で開花する見込みです。4月下旬には北海道へ到達し、札幌では27日に開花するでしょう。

東京・千代田区 靖国神社にある桜の標本木
平年日:開花 3月24日 満開 3月31日
昨年:開花 3月14日(2020年、2021年に並び最早記録) 満開 3月22日

●春らしく周期的に雨 雨の降り方に注意

この先1か月、全国的に降水量は平年並み、日照時間も平年並みでしょう。

日本付近は低気圧の通り道となり、春本番が近づくにつれて、晴れの天気が長続きせず、周期的に雨が降りやすくなりそうです。
気温が高い傾向にあるため、空気中に雨の元となる水蒸気を含みやすくなります。日によっては雨の降り方が強まり、まとまった雨になりそうです。雨が予想される日にはどんな降り方になるのかなど、情報にご注意ください。

桜の季節が迫る中、雨や風が強まり、荒れた天気になる日もあるでしょう。お花見は2週間天気をこまめに確認しながら、計画を立てると良さそうです。

情報提供元: tenki.jp日直予報士