5日は日本の南を低気圧や前線が東に進みます。関東などで大雪を降らせる「南岸低気圧」のパターンで、今回は関東の平野部でも積雪となる可能性があります。

●南岸低気圧が通過

週明けは、西から再び前線や低気圧が日本付近に近づいてきて、6日(火)にかけて日本の南を東進していきます。

5日(月)の朝から九州で天気が崩れて、夜には西～東日本の広い範囲で雨や雪が降る見込みです。6日になると東北にも、低気圧の雨雲や雪雲がかかりそうです。低気圧に近い太平洋側では雨や風が強まって、荒れた天気となる可能性があります。

また、内陸を中心に雪に変わる予想で、関東や東北では大雪になる可能性があります。

なお、北陸も5日の午後に天気が崩れる予想です。能登半島は雨として降るとみられますが、地盤の緩んでいる所があるため、少しの雨でも土砂災害に注意が必要です。

●関東は東京都心でも雪か

関東甲信では5日の午後から雨が降り出し、夜になると平野部でも雪に変わる所が多くなる見込みです。

山沿いでは大雪となる所があり、平野部でも積雪となる可能性があります。低気圧のコースや気温の下がり方によっては、東京都心でも積雪となるかもしれません。

雪が積もった場合、交通への影響がかなり大きくなります。すでに予防的通行止めの可能性が発表されている道路もあります。今後の気象情報に注意が必要です。

●週中頃以降は広く日差し

7日(水)以降、日本海側は、寒気の影響で曇りや雪の日が多い見込みです。

太平洋側は日の差す日がほとんどですが、日本の南を低気圧が通過しやすい状況で、低気圧が近づくタイミングで雲が多くなりそうです。

●週明けに寒さ厳しい

気温はこの先、全国的に平年並みの所が多い予想です。

ただ、5日と6日は低気圧が冷たい空気を引き込むため、関東から西日本を中心に、この時期としては気温が低くなりそうです。

情報提供元： tenki.jp日直予報士