今日21日(日)の関東は、沿岸部を中心に、昼頃まで激しい雨や強い風に注意が必要です。関東の平野部では積雪の可能性は低くなりましたが、山沿いでは昼前にかけて大雪になる所があるでしょう。これまでに降った雨や雪による路面の凍結等に注意してください。また、沿岸部では、明日22日(月)にかけて、高波や強風に注意・警戒が必要です。

●関東 午前中が雨や風のピーク

今日21日(日)は、前線を伴った低気圧が本州の南岸から三陸沖に進む見込みです。関東では午前中を中心に広く雨が降るでしょう。千葉県や茨城県など沿岸部では、局地的に雷や突風を伴った激しい雨が降る見込みです。

明日22日(月)午前6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、

関東地方 120ミリ
伊豆諸島 100ミリ

となっています。

また、沿岸部では風も強まり、横殴りの雨となる恐れがあります。傘を飛ばされないよう十分ご注意ください。
各地とも午後は次第に雨がやんできますが、北風の強い状態が続く見込みです。

21日(日)に予想される最大瞬間風速は、

関東の海上 35メートル
関東の陸上 30メートル
伊豆諸島  30メートル


21日に予想される波の高さは、

関東   7メートル うねりを伴う
伊豆諸島 4メートル うねりを伴う

となっています。

低気圧が予想よりも発達した場合は、暴風となる可能性もあります。交通機関や船舶、沿岸の施設等は高波に警戒してください。

●関東 山沿いは大雪注意

関東の山沿いでは、今朝は雪が強まっています。栃木県奥日光では昨日20日(土)の夕方から今朝にかけて積雪が15センチほど増えています。

この後、昼前にかけて、山沿いを中心に大雪となる所があるでしょう。
積雪による交通機関の乱れや、路面の凍結に注意してください。また、なだれにも注意が必要です。

22日(月)午前6時までに予想される24時間降雪量は、いずれも多い所で、

関東北部の山地  10センチ
関東北部の平地  3センチ
甲信       10センチ

となっています。

山へお出かけの際は、車のスリップ事故や歩行中の転倒事故などに十分ご注意ください。21日(日)午後は天気が回復に向かいますが、夜は冷え込むので、路面の凍結に注意が必要です。

●激しい雨って どんな雨?

激しい雨は、1時間雨量が30ミリ以上~50ミリ未満の雨を表しています。これは、バケツをひっくり返したように降るイメージです。また、傘をさしていてもぬれるレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では道路が川のようになり、高速道路を走る車は、タイヤと路面の間に水の膜ができて、ブレーキがきかなくなる「ハイドロプレーニング現象」が起こるおそれがあります。

激しい雨が降ると予想される所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分ご注意ください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士