今日20日(土)は、二十四節気の「大寒(だいかん)」。一年で最も寒い時期と言われるこの日に、北海道江丹別で-28.5℃と、今シーズン全国最低気温を更新しました。日中も気温の上がり方は鈍く、東京都心などでは、朝からほぼ横ばいとなりそうです。まさに暦通りの寒さとなりますので、暖かくしてお過ごし下さい。

●まさに「大寒」 今季全国最低気温を更新

今朝(20日)は、北海道を中心に冷え込みが強まりました。午前9時までの最低気温は、北海道旭川市郊外の江丹別で-28.5℃と、今シーズン全国最低気温を更新しました(今シーズン、これまでの全国最低気温は2024年1月11日に陸別で観測された-27.1℃)。

その他、札幌市ー9.3℃、旭川市ー19.3℃、網走市-15.0℃など、所々でこの冬一番の冷え込みとなりました。

一方、西日本・東日本は平年より高く、冷え込みは少し緩みました。

【午前9時までの最低気温】
東京都心 6.5℃(3月下旬並み)
輪島市  5.5℃(4月中旬並み)
金沢市  4.5℃(3月下旬並み)
名古屋市 6.5℃(3月下旬並み)
大阪市  5.6℃(3月中旬並み)
福岡市  9.8℃(4月上旬並み)

●西日本・東日本は冷たい雨 気温は朝からほぼ横ばい

今日20日は、本州の南岸を前線を伴った低気圧が東へ進む見込みです。いわゆる、関東に雪をもたらす「南岸低気圧」です。西日本や東日本は広い範囲で雨が降り、関東甲信の山沿いでは雪となり大雪となる恐れがあります。東京都心など関東の平地では雨が主体ですが、雨に雪がまじることもありそうです。

最高気温は、西日本や東日本では10℃前後の所が多く、真冬らしい寒さとなるでしょう。東京都心の最高気温は9℃ですが、これは未明に観測され、日中は7℃くらいで経過する見込みです。

北海道は、全道で真冬日(最高気温が0℃未満)となる見込みです。防寒対策は万全になさって下さい。

情報提供元: tenki.jp日直予報士