北海道 後志地方では12時間で30cm超の降雪 8日にかけては更なる大雪に
今日(7日)北海道付近は、石狩湾付近の低気圧を含む気圧の谷の中で、後志地方では午後1時までの12時間で30cm以上の大雪となっています。雪は更に続く見込みで、明日(8日)にかけて降り方の強まる恐れがあります。既に交通障害の発生している所もありますが、更なる拡大にも注意し、最新の気象情報、交通情報を確認するようにして下さい。
●小樽では12時間で38cmの降雪
今日の北海道付近は、石狩湾付近に低気圧があり、この低気圧を含む気圧の谷の中となっています。上空5000m付近にはマイナス42℃以下の非常に強い寒気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっています。
この低気圧の影響で発達した雪雲が後志地方に断続的に流れ込み、大雪となっています。午後1時までの12時間に降った雪の量は、最も多い小樽で38cm、次いで余市で36cm、赤井川では30cmと、後志北部では軒並み30cm以上の降雪を観測しました。次に多いのが後志地方の倶知安の17cmで、後志北部で集中的に雪が強まったことが分かります。石狩地方も雪が降ったりやんだりで、札幌では午後1時までの12時間で11cmの降雪を観測しました。
なお、JR北海道によると、午後2時20分現在、小樽・倶知安地区ではこの雪による除雪作業等の影響により、一部の列車に運休や遅れが出ているとのことです。
●後志地方全域で更なる大雪の恐れ 交通障害の拡大に注意
明日朝にかけて発達した雪雲は後志地方に流れ込みやすい見込みで、断続的に強い雪が降るでしょう。これまでは後志北部が中心となって降りましたが、これからは後志地方全域で雪が強まりそうです。また、札幌でも一時的に雪が強まる恐れがあります。交通障害が拡大する恐れがあるため、最新の気象情報や交通情報を確認するようにして下さい。
また、一気に雪が積もると積もった雪が崩れやすいため、急な斜面などの雪崩や、屋根からの落雪などにも十分注意が必要です。危険な場所には近づかないようにして下さい。