北陸 6日~7日は警報級大雨の可能性 再び土砂災害に警戒
北陸地方は明日5日夜から再び雨に。6日から7日にかけては再び「警報級大雨」となる可能性があります。今後の雨による災害の発生に十分警戒してください。また7日は強い寒気の南下で、雨から次第に雪に変わるでしょう。8日にかけて地震後初めて、被災地でまとまった雪に。
●北陸付近を前線通過 度々雨や雪が強まる
この先は、北陸地方の地震の被災地で度々雨や雪が強まるでしょう。
明日5日は、日本海北部に低気圧が発生し、前線を伴いながらオホーツク海へ進む見込みです。
6日にかけて寒冷前線が北陸付近を通過するでしょう。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、上空の寒気の影響も受けて、北陸地方は大気の状態が不安定となる見込みです。
また、7日は次第に冬型の気圧配置となり、上空には強い寒気が流れ込む見込みです。
●6日~7日は「警報級大雨」の恐れ 7日~8日 被災地に雪
北陸地方では、明日5日夜から再び雨が降りだし、6日は断続的に雨が降るでしょう。雷を伴って、雨脚の強まる所がありそうです。再び土砂災害の発生するリスクが高まる恐れがあります。7日も強弱を繰り返しながら雨が続く見込みです。
令和6年能登半島地震の揺れが強かった石川県をはじめ、新潟県、富山県、福井県では6日~7日にかけて「警報級大雨」となる可能性が高まっています。地震後の復旧作業は、少しの雨でも土砂災害に十分に警戒してください。
※令和6年能登半島地震で、揺れの大きかった地域では、通常よりも警戒を高めるため、当分の間、土砂災害警戒情報の発表基準は、通常基準より引き下げた暫定基準で運用されます。
また、7日は強い寒気の南下に伴い、北陸地方は平地も含めて、雨から次第に雪に変わる見込みです。8日にかけて地震発生後、初めてのまとまった雪となる可能性があります。
明日5日はまだ平年を上回る気温となりますが、6日以降は日ごとに気温が下がり、7日、8日は凍える寒さとなるでしょう。
避難中の方は、できるだけ身を寄せ合って、毛布などで暖をとるなど暖かくしてお過ごしください。
また、長時間の避難で、血行不良によるエコノミークラス症候群も起こりやすくなるため、時々軽い体操やストレッチなどを心がけてください。