道内の明日元日の朝は、低気圧通過後の晴れ間で初日の出の見られる所が多くなりそうです。札幌ですっきりと晴れての初日の出となれば2015年以来9年ぶりと、久々のチャンスとなっています。ただ、道内で一番早い日の出となる根室半島の納沙布岬では曇って、初日の出は見られないかもしれません。

●札幌で見られれば2019年以来 すっきり晴れなら2015年以来

明日元日朝の北海道付近は、気圧の谷と気圧の谷の間に入るでしょう。

一時的に勢力の弱い高気圧の圏内のような気圧配置となるため、道内は晴れる所が多くなりそうです。初日の出を見られる地域も多い見込みです。

日本気象協会北海道支社の独自調査では、札幌では2020年から2023年にかけて、初日の出は雲に隠れて見ることができませんでした。しかし、2024年は晴れて、初日の出を見られる可能性が高くなっています。2019年の初日の出も雲の隙間からかろうじて見えた程度だったため、もしもすっきりと晴れて初日の出が見られれば2015年以来9年ぶりと、久々のものとなります。藻岩山などからもきれいな初日の出が見られるかもしれません。

●納沙布岬方面やオホーツク海側は曇り空か

道内で最も早い初日の出となる北海道東端の納沙布岬は雲に覆われ、雪の降る可能性もあります。初日の出を見られる可能性は低くなっています。

オホーツク海側でも雲に覆われるため、初日の出の観賞は難しいかもしれません。

●元日は冷え込みが厳しい 万全の寒さ対策を

なお、太陽が昇る前から広く晴れるため、道内は内陸を中心に放射冷却現象が強まる見込みです。また、一時的に上空1500メートル付近の寒気も強まるため、元日は寒さが厳しくなるでしょう。

初日の出観賞に出かける際は万全の寒さ対策をし、体調を崩さないよう注意して下さい。

情報提供元: tenki.jp日直予報士