2023年も残りわずか。今年を締めくくる31日大晦日は全国的に天気が崩れ、風が強まるでしょう。荒れた天気に注意が必要です。2024年のスタートとなる元日は、日本海側では雪や雨が降り、吹雪の所もありますが、太平洋側は晴れて「初日の出」が期待できそうです。防寒対策を。

●大晦日は荒天に注意 初日の出は太平洋側で期待大 2日は広く晴天

2023年も残すところ、今日29日を含めてあと3日となりました。
今年を締めくくる31日大晦日は、広く天気が崩れ、風が強まるでしょう。

31日は、未明から朝には九州から東海まで広く雨雲がかかりそうです。ずっと降り続くような雨ではなく止み間もありますが、雨が強まったり弱まったりを繰り返しそうです。外出の際に雨がやんでいたとしても、雨具が必要でしょう。
関東は午前を中心に雨雲がかかりやすく、沿岸部ほど雨脚が強まりそうです。北陸や東北は午前中から雨が降ったりやんだりで、午後は降り方が強まります。標高の高い所では雪に変わり、吹雪になるでしょう。
北海道は、31日午前を中心に発達した雪雲がかかり、大雪になる所もありそうです。積雪が急増する所もあり、道路の状況が悪くなる所も。雪のない場所から積雪地帯に移動する際には、冬用のタイヤで慎重な運転を心がけてください。

元日1日は、午前を中心に全国的に北風が強まる見込みです。
新潟県や北陸3県、長野県の山や岐阜県飛騨地方の山間部、東北から北海道の日本海側は広く雪が降り、猛吹雪になる所もあるでしょう。ご来光を目指しての山登りは危険ですので、控えてください。

一方、太平洋側は広く晴れて「初日の出」が期待できそうです。西日本から東日本ほど、2024年の幕開けを飾る「初日の出」が地平線から顔を出す光景を望めそうです。晴れる太平洋側も風が強く吹き、体感温度はグッと低くなるでしょう。初日の出を見に行かれる方は、マフラーや暖かいブーツ、手袋などで、できるだけ風を通しにくくしてお出かけください。

2日は北日本も広く日が差して、全国的に風もおさまり、穏やかに晴れるでしょう。3日に雨や湿った雪が降る見込みで、3が日の中では特に2日が、初詣にぴったりとなりそうです。

●2024年「初日の出」 各地の時刻は?

2024年の各地の「初日の出」の時刻は、札幌が7時06分、秋田が7時00分、仙台が6時53分、東京が6時51分、名古屋が7時01分、大阪と金沢が7時5分、高知が7時10分、広島が7時16分、松江が7時17分、福岡が7時23分、鹿児島と那覇が7時17分です。

なお、日本の領土で最も早く「初日の出」となるのは、南鳥島の午前5時27分ですが人は定住していません。人が住んでいる場所で最も早い「初日の出」は、小笠原諸島にある父島の夜明山で午前6時17分となります。

島を除いて、北海道・本州・四国・九州でいちばん早く初日の出を見られるのは富士山の山頂(標高3776メートル)で、午前6時42分です。
標高が高い場所では平地(標高0mの場所)より、日の出が早くなるため、もっと東にある標高の低い場所よりも、初日の出を先に見ることができます。

北海道・本州、四国、九州の平地で最も早く「初日の出」となるのは、千葉県の犬吠埼(いぬぼうさき)で午前6時46分です。日本の領土で「初日の出」が一番遅いのは、日本最西端にある沖縄県の与那国島で7時32分です。
初日の出が一番早い南鳥島から一番遅い与那国島までの時間の差は、2時間5分もあります。

情報提供元: tenki.jp日直予報士