北海道 明日まで大雪に注意
上空に真冬の時期に相当する強い寒気が居座っている今日(22日)の北海道。昨日(21日)から道北や空知地方などで記録的な大雪となったところがありました。日本海側の雪は明日(23日)も続く見込みで、ふぶきや大雪による交通障害などに引き続き注意が必要です。
●【記録的な大雪】
昨日から今日にかけて、上空に強い寒気を伴った低気圧が北海道の西海上をゆっくりと南下し、低気圧を取り巻く活発な雪雲が流れ込んだ日本海側では広く雪が降りました。特に石狩北部から空知地方で顕著な大雪となり、今日の正午までに降った24時間降雪量は、空知地方の岩見沢で73cm、石狩地方の新篠津で61cm、石狩市厚田では49cmを観測しました。岩見沢では1999年の統計開始以降、年間を通じて最も多い24時間降雪量の記録を更新する大雪となりました。
今夜から明日の北海道付近は冬型の気圧配置となり、日本海側では引き続き広く雪が降り、沿岸ではふぶくこともあるでしょう。局地的な大雪やふぶきにより、車が立ち往生となる危険性があります。最新の気象情報に留意し、天候の悪化が見込まれる際には無理な外出は控えたほうが無難です。また、これまでに大雪となった地域では雪の壁が高くなり、交差点などでは対向車や歩行者が見えずらくなっているところもありますので、安全運転を心がけるようにしましょう。
●【明後日24日には大雪や寒さは緩みそう】
明後日(24日)には北海道付近の冬型の気圧配置が緩み、上空の強い寒気も東に抜ける見込みです。日本海側は引き続き雲が広がりやすいですが、雪は降っても降り方は弱く、札幌周辺などでは割合晴れる見込みです。その他、太平洋側やオホーツク海側では25日にかけて広く晴れ間が出るでしょう。
24日~25日にかけてのクリスマス中は、北海道の冬としては穏やかに経過するところが多くなりそうです。