北海道では昨日18日から積雪が急増しています。今朝7時には留萌市幌糠で全国でこの冬初めて積雪が150センチを超えました。今日19日は次第に雪の降り方が弱まる見込みですが、なだれや落雪、除雪中の事故などに十分ご注意ください。

●北海道で積雪150センチ超え 日中はいったん雪弱まる

北海道では昨日18日から日本海側を中心に積雪が急増していて、今日19日午前7時に留萌市幌糠で積雪151センチを観測。この冬150センチを超えたのは全国で初めてです。

北海道内ではこのほか幌加内町や沼田町でも積雪が100センチを超えるなど、平年を上回っている所があります。

今日この後は次第に雪の降り方が弱まる見込みですが、積雪が多くなっている所では、除雪中の事故に注意です。2人以上で声を掛け合うなど、安全を心がけてください。

●明日20日以降 再び大雪の恐れ

明日20日以降は北海道の上空に強烈な寒気が流れ込むため、日本海側では再び大雪となる恐れがあります。寒気が長く居座るため、週末頃まで大雪が続く可能性もあります。除雪が追い付かないほどの雪の降り方となった場合、車の立ち往生や鉄道ダイヤの乱れなどのリスクが高まります。気象情報と交通情報をこまめに確認してください。

また、古い雪の上に新たにたくさんの雪が積もることで、表層なだれや落雪の可能性が高まります。急な斜面の近くや家の軒先などで作業する際は十分ご注意ください。

●雪下ろし 安全に行うためには?

屋根に積もった雪は、早めに除雪作業をしたいものです。安全に雪下ろしをするための注意点は、次の3つのことが挙げられます。

(1)雪下ろしをする前には、雪が緩んでいないかどうか必ず確認しましょう。新雪や晴れた暖かい日の午後は、特に屋根の雪が緩んでしまいます。また、雪と一緒につららが落ちてくることもあります。

(2)はしごを使って屋根に上る場合は、はしごが動かないようロープなどでしっかり固定しましょう。はしごから屋根へ移動する時は、転落しないよう一段と注意が必要です。

(3)雪下ろしをする際は建物の周りに雪を残しましょう。万が一、屋根から落下した場合でも、雪がクッション代わりになってくれます。面倒でも必ず命綱とヘルメットを装着し、滑りにくい靴を着用しましょう。携帯電話も忘れずに持って作業してください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士