東海地方では、週末から一気に気温が下がり、きょう13日の午後は晴れていても、風が冷たく感じられます。この先、平野部でも最低気温が一桁まで下がる日が多く、朝の外出時はコートが手放せない寒さが続きそうです。急に寒くなったため、体調管理にも気をつけましょう。

●今朝は多くの地点で今季最低

東海地方の上空に寒気が流れ込んでいるため、今朝は、今季一番の冷え込みとなった所が多くなりました。

各地の最低気温
名古屋市(千種区):8.7℃(平年差-0.4℃ 今季最低)
岐阜市     :8.4℃(平年差-0.3℃)
津市      :8.5℃(平年差-1.6℃ 今季最低)
静岡市(駿河区) :8.0℃(平年差-2.4℃ 今季最低)

●飛騨北部の雪雲の流れ込みはいつまで?

岐阜県の飛騨北部を中心に、今夜にかけても雪雲や雨雲が流れ込みやすいでしょう。峠道では、あす14日の朝、路面の凍結に注意が必要です。あす14日の日中は寒気の影響や風も収まるため、雪雲や雨雲の流れ込みは弱まり晴れ間の出る時間もありそうです。15日(水)になると更に晴れる時間が長くなるため、日差しを有効にお使いください。
太平洋側の地域では、今夜から15日(水)にかけては、多少雲のかかる時間がある程度で、晴れる時間が長いでしょう。

●路面の凍結 特に注意すべき所は

雪や雨が降って濡れた路面は、気温が下がると、凍結してしまいます。中でも、路面の凍結に注意が必要なのは、次の4か所です。

(1)橋や歩道橋の上は、地面の熱が伝わりにくく、風通しが良いので、凍結しやすくなります。特に、ふぶいている時は、他の所よりも風が強く、視界が悪いうえに、凍結しやすいので、かなり危険です。
(2)トンネルの中と外では、路面状態が大きく違うことがあります。トンネルの出入り口では路面の凍結により、急にハンドルを取られないよう、十分、スピードを落として運転しましょう。
(3)交差点やカーブも、近づく前に、十分にスピードを落とすことが大切です。ハンドルを切ったまま、ブレーキを踏むと、とても滑りやすくなります。また、加速する時も、交差点やカーブを曲がり切ってから、アクセルを踏みましょう。
(4)日陰は、いったん路面が凍結すると、完全にとけるまでに時間がかかります。建物の北側など、日陰になりやすい道を通る際は、十分にお気をつけください。

●今週後半は広く天気崩れる

16日(木)はゆっくり天気は下り坂で、17日(金)は低気圧や前線が本州付近を再び通過する見込みです。17日(金)の午前中を中心に広く雨で、雨量がまとまる可能性があります。暖かな空気が入るため、飛騨北部の峠道も雨で降る所が多いでしょう。ただ、この雨の後は再び寒気が入るため、次の週末も飛騨北部の峠道では積雪に注意が必要です。

●2週間天気後半:21日(火)~26日(日)

21日(火)以降、太平洋側の地域を中心に、広く晴れの天気が続きそうです。
23日(木)にかけては、最高気温が20℃前後まで上がる所が多いでしょう。風も穏やかで日中は日差しが心地よく、過ごしやすい日が続く見込みです。
24日(金)頃、気圧の谷が通過した後寒気が入りますが、気温は平年並みか少し高いくらいとなりそうです。

情報提供元: tenki.jp日直予報士