北海道で積雪60センチ超も 鳥取県大山は11月では35年ぶりの大雪 路面凍結注意
13日正午までの最深積雪は、北海道幌加内町朱鞠内で63センチを観測。一方、西日本の標高の高い所でも雪が積もり、鳥取県大山(だいせん)は、11月としては35年ぶりに積雪が40センチ以上になりました。午後は、関東の峠でも、雪の降る所がありますので、路面の凍結などに十分お気をつけください。
●積雪急増 11月としては「35年ぶりの大雪」も
13日月曜は、本州付近は、西高東低の冬型の気圧配置になっています。
さらに、北日本から西日本の上空約5500メートルで氷点下30度以下という、この時期としては強い寒気の影響で、北海道だけでなく、本州の標高の高い所でも、積雪が増えています。
正午までの最深積雪は、北海道幌加内町朱鞠内で63センチ(12時観測)、北海道音威子府村では44センチ(12時観測)でした。朱鞠内では、11日土曜5時までは積雪0センチでしたので、週末~週明けで、一気に雪が積もりました。
鳥取県大山(だいせん)では、積雪が40センチに達し(11時観測)、11月としては1988年以来、35年ぶりの大雪になっています。
他にも、盛岡市では平年より4日遅く「初雪」を観測。前橋地方気象台では武尊山と浅間山、甲府地方気象台では甲斐駒ヶ岳、鳥取地方気象台では扇ノ山と鷲峰山、彦根地方気象台では伊吹山の「初冠雪」を観測しました。
また、SNSでは「神奈川県箱根町で、雪がちらついた」という情報もあります。
●午後 関東北部の標高の高い所でも「雪」や「みぞれ」
13日月曜の午後は、北海道の日本海側では雪が続いて、平地でも積雪が増えそうです。普段から雪に慣れている所とはいえ、シーズン最初の雪ですので、車の運転は、いつも以上に慎重にしてください。
東北~北陸は、山沿いを中心に雪やみぞれが降るでしょう。関東でも、群馬や栃木の標高の高い所では、みぞれから雪に変わる可能性があります。気温の下がる夜は、路面が凍結するおそれもありますので、十分お気をつけください。
●シーズン最初の雪 慣れていても注意
冬の時期に雪の多い所に住んでいる方でも、ひと夏を過ぎると、雪道での車の運転感覚を忘れがちです。シーズン最初の雪は、たとえ雪に慣れている方でも、以下の2つのことに注意が必要です。
(1)必ず、スタッドレスタイヤに交換するか、タイヤチェーンを装着しましょう。スタッドレスタイヤは、溝が十分にあるかどうかを、事前に確認してください。あまり使っていないスタッドレスタイヤでも、時間が経てば、劣化が進みますので、シーズン前に点検が必要です。
(2)たとえ急いでいても、急ブレーキ、急なハンドル操作、急発進、急な車線変更など「急」のつく運転はやめましょう。「急」のつく運転をしてしまうと、車がスリップしやすくなります。車を発進する時や上り坂では、タイヤが空転してしまわないよう、アクセルをじわりと踏み込んでください。下り坂では、エンジンブレーキを基本として、アクセルとブレーキも適度に調整して、速度を落としてください。