土日 この秋一番の強い寒気 北海道は平地でも積雪注意 東北や東日本の山は雪で荒天
あす21日(土)は、この秋一番の寒気が流れ込み、北海道は平地でも雪となり、積雪状態となる所も。東北や東日本でも、山沿いは雪となり、風も強まり荒れた天気になるでしょう。山のレジャーは計画の見直しを含めて無理のないよう注意。太平洋側は晴れますが、北風が強まり、朝晩を中心にグッと冷えそうです。
●北海道 平地でも雪で積雪状態の恐れ
きょう20日(金)、各地に雨を降らせた低気圧や前線は、あす21日(土)朝には東に抜ける見込みです。日本付近は西高東低の冬型の気圧配置となり、上空にはこの秋一番の強い寒気が流れ込む見込みです。北海道では平地でも雪となる目安の寒気が流れ込み、東北~東日本には山で雪となる目安の寒気が流れ込むでしょう。
北陸から北の日本海側は、広く時雨(しぐれ)るでしょう。北海道では、21日(土)明け方から日本海側を中心に断続的に雨で、山間部では雪となるでしょう。21日(土)夜~22日(日)にかけては、平地でも雪となり積雪状態となるおそれがあります。札幌でも小雪がちらつき、初雪となるかもしれません。旭川など内陸では、夜間に雪が積もる可能性があります。シーズン初めの雪は、事故が多くなります。冬装備は万全に、路面状況に注意しながら安全運転を心がけましょう。ちなみに、札幌の初雪の平年は11月1日。旭川と稚内は10月19日で、今年はまだ各地とも観測されていません。
22日(日)の日中は、雨や雪の範囲は狭くなり、山間部の一部のみとなりそうです。
●東北から東日本も山は雪 風も強まり荒天注意
あす21日(土)夜~22日(日)にかけては、東北から関東、中部にかけて、山は雪となりそうです。東北ではおおむね500m以上、北陸~関東北部ではおおむね1000m以上の峠で降雪の可能性があります。北風も強く吹くため、山では荒天となりそうです。
山のレジャーは、計画の見直しを含めて無理のないように注意しましょう。
●土日 晴れる太平洋側も朝晩中心にヒンヤリ
今週末(21日土曜・22日日曜)は、関東など太平洋側は晴れますが、冷たい空気に入れ替わる見込みです。
きょう20日(金)の関東地方は、日差しと南風で気温が上がり、東京都心の最高気温は27.1℃と、今年140日目の夏日となり、年間夏日の日数が過去最多タイとなりました。
あす21(土)は北風に変わり、日中は晴れても東京都心で21℃の予想です。北よりの風が予想以上に強まれば、「木枯らし1号」の可能性もあります。
あさって22日(日)の朝はさらにグッと冷え込み、最低気温は東京都心と大阪で11℃、名古屋と高知、広島で10℃の予想です。一般的に、外気温が10℃を下回ると暖房がほしいくらいとなります。
きょう20日(金)の夏日続出から一転、今週末は朝晩を中心にグッと冷えますので、風邪を引かないようご注意下さい。
●気温と服装の目安
この先も、日々の寒暖差に加え、一日の気温差が大きくなりそうです。
一般的に、気温が25℃以上だと半袖、20℃を下回ると長袖シャツがほしくなります。15℃を下回ると、カーディガンなど羽織る物、10℃を下回るとコートが必須の寒さとなります。朝と日中の気温差が大きくなる時期です。重ね着など、服装でうまく調節しましょう。