9月は残暑が厳しく、各地で記録的な暑さとなりました。一転、10月に入った途端、秋らしい空気に入れ替わってきました。この先も、順調に季節は秋へと進みそうです。

●9月の月平均気温 各地で観測史上最高に

9月は、太平洋高気圧の勢力がなかなか衰えず、厳しすぎる残暑が続きました。四国地方の2023年の9月の平均気温は、高松で27.4℃、松山で27.3℃、徳島と高知で27.0℃を記録し、観測史上最も高くなりました。

●9月の真夏日日数 各地で過去最多

また、9月の日最高気温が30℃以上となった真夏日日数は、高松で25日、徳島で24日、松山で27日、高知で26日と、統計開始以来最も多くなりました。9月は半袖の活躍する日が続きました。

●2週間天気 順調に季節は秋へ進みはじめる 衣替えや寝具の入れ替えを

10月に入ると、大陸からの乾いた空気を持った移動性高気圧に覆われて、一気に秋らしくなってきました。今朝の最低気温は高松で17.0℃、徳島で19.3℃、松山で17.6℃、高知で20.8℃を観測し、今季で一番低くなりました。

この先も、順調に季節は秋へと進みそうです。
6日(金)にかけては、移動性高気圧に覆われておおむね晴れるでしょう。日差しに恵まれても、最高気温は30度に届かない所が多く、最低気温も20℃を下回る所が多そうです。内陸部では15℃を下回る所が多く、厚手の上着が必要な日も増えてくるでしょう。
7日(土)から9日(月)にかけては、本州の南海上にのびる前線や気圧の谷の影響で雲が広がりやすくなりそうです。日差しが弱まるため日中の気温は上がりにくく、最高気温は25℃前後となるでしょう。

10日(火)以降は、前線や低気圧と移動性高気圧が交互に通過し、数日の周期で天気が変わるでしょう。この時季らしい気温が定着してきそうです。
ただ、まだ日中は25℃を超えて汗ばむ陽気となる日が多いでしょう。運動をしたり体を動かす方は、汗をかいたままにしておくと、夕方以降気温が下がるにつれて、体が冷えてきそうです。着替えを用意しておくなどしましょう。

情報提供元: tenki.jp日直予報士