あさって29日は「中秋の名月」 満月と一致するのは次は7年後 見られる所は?
あさって29日は「中秋の名月」です。「中秋の名月」は必ずしも満月になるとは限りませんが、今年は3年連続で満月と一致します。お月見ができる所は?
●あさって29日は「中秋の名月」
あさって29日は「中秋の名月」です。
お月見のイベントなどを予定されている方もいらっしゃると思います。
「中秋の名月」とは、太陰太陽暦の8月15日の夜に見える月のことで、「中秋の名月」をめでる習慣は、平安時代に中国から伝わったと言われています。日本では中秋の名月は農業の行事と結びつき、「芋名月」などとも呼ばれることもあります。
今年の「中秋の名月」は、3年連続で満月と同じ日になりますが、「中秋の名月」と満月の日付がずれることは、しばしば起こります。
この理由は、「中秋の名月」は太陰太陽暦の日付(新月からの日数)で決まりますが、満月(望)は、太陽、地球、月の位置関係で決まるためです。
また、月の公転軌道が楕円形となっていて、新月(朔)から満月(望)までにかかる日数が13.9日から15.6日と変化することが関係しています。
次に「中秋の名月」が満月と一致するのは、7年後の2030年9月12日になります。
●29日夜 お月見のできる所は?
「中秋の名月」となるあさって29日夜の天気は、北海道や東北は広い範囲で晴れて、北陸から九州北部にかけての日本海側はよく晴れる見込みです。このエリアでは、「中秋の名月」を見られる可能性が高いでしょう。
九州南部から東海にかけては薄雲が広がりますが、雲の切れ間から見られるチャンスはあるでしょう。関東はやや雲が多めで、夜は厚い雲がかかることもありますが、見られる可能性はありそうです。
なお、この予報は、27日(水)時点のものです。まだ天気予報が変わる可能性がありますので、最新の天気予報をご確認ください。
●秋の夜長 中秋の名月に近づく月を楽しむ
日中の残暑は厳しいものの、朝晩はひと頃に比べて過ごしやすくなり、秋の夜長を楽しめる季節になりました。
中秋の名月に向けて、日に日に満月に近づく月を楽しんでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
25日、26日と続けて月の周りをふちどるように丸く輪ができて輝く、「月光環」が見られました。月の近くに薄い雲がかかった時に、月の光によって見られることがあります。
今夜も中秋の名月に近づく月を、ぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。