今朝の最低気温は、北陸地方の広い範囲でこの秋最低を更新、平野部でも15度前後まで冷え込んだ所がありました。今後も、日中は最高気温が30度以上の真夏日と予想される日はまだありますが、朝晩を中心に気温が下がり、日中との寒暖差が大きくなるでしょう。体調管理には十分注意してお過ごし下さい。

●「寒暖差疲労」対策 適度な運動 ゆったり入浴と十分な睡眠確保で

季節の歩みはスローペースですが、ゆっくり着実に進み、朝晩の気温が低下してきました。今夏は、記録的な猛暑となり、暑さの負債が体内に多く蓄積されていると思われます。これからの時期は、気温の急激な低下による「寒暖差疲労」に注意が必要です。

気温変化が大きくなると、体温調節に大きなエネルギーを使い、疲労が蓄積するとされています。体の冷えやだるさ、頭痛、肩こりなど体の不調の症状につながることもあるようです。

そんな時は、ジョギングやウォーキングなど軽めの運動をしましょう。日没時刻が早まっています。屋外で運動をする際は、自分の存在を自動車などに気付いてもらえるように、明るい色の服装を着たりリフレクターや反射器を使用しましょう。

その後、入浴の際は、シャワーのみではなく、少しぬるめの湯船にゆっくりつかるようにしましょう。十分な睡眠をとることも心掛けて下さい。

●秋の虫たちの鳴き声(羽音) 心地よい「f分の1ゆらぎ」でリラックス

夜になれば、スズムシやコオロギ、マツムシなどの鳴き声(羽音)がどこからともなく響いてきます。「f分の1」のfとは周波数または振動数(Frequency)の頭文字からきています。

自然界には、風や波の変動やその音、小川のせせらぎや雨音、ろうそくの炎のゆらぎ、蛍の発光など、規則正しさと不規則が絶妙なバランスで存在しています。こうした、規則的な動きの中に微妙なずれを伴い、人にとって心地良いリズムと感じさせるものを「f分の1ゆらぎ」と言います。森林浴に出かけて、既に無意識のうちに、ヒーリング効果を実感されている方も多いかもしれません。

「f分の1ゆらぎ」は、自然現象のみにとどまらず、芸術作品の中にも存在すると言われています。モーツアルトの曲はその典型で、moll(短調)の曲でありながらも一瞬にしてdur(長調)の様相に変化するのは、冬型の筋状雲の隙間からのぞく青空の如く感じられます。

こうした「f分の1ゆらぎ」は、音楽療法でリラックス効果や集中力を高めたり、免疫力の向上が期待できるケースもあり、「f分の1ゆらぎ」の声を持つアーティストの楽曲でも同様の効果が期待できるものがあるようです。

●9月29日は中秋の名月

9月29日(金)は「中秋の名月」です。観月を楽しむ習慣は、平安時代に中国から伝わったとされています。

今年の「中秋の名月」は満月と同じ日となりますが、毎年必ず満月の日になるわけではありません。これは、中秋の名月は太陰太陽暦の日付(新月からの日数)で決まりますが、満月(望)は、太陽、地球、月の位置関係で決まるからです。月の公転軌道は楕円形になっており、新月(朔)から満月(望)までにかかる日数は13.9日から15.6日と変化することが原因です。

●週間天気 25日~28日頃は再び真夏日も 29日の天気は最新情報の確認を

25日(月)の北陸地方も、高気圧に覆われる見込みです。ただ、次第に南から暖かい空気が流れ込んで、気温が上がるでしょう。再び最高気温が30度以上の真夏日となる所もありそうです。

26日(火)は、前線が大陸方面から次第に日本海までのびる見込みです。天気の崩れはなさそうですが、全般に雲が広がるでしょう。

27日(水)~28日(木)は、秋雨前線が日本海に停滞し、前線上を低気圧が進む見込みです。広い範囲で曇りや雨となるでしょう。前線や低気圧の通過時を中心に雨脚が強まる所があり、雨の降り方には注意して下さい。その一方、前線から離れた地域では、日差しもあり、気温が上がれば真夏日となる暖気がまだ流れ込むでしょう。熱中症にも注意が必要です。

29日(金)は、現時点の予想では前線や低気圧は北陸地方から離れる見込みです。このままの予報であれば「中秋の名月」を楽しむことができそうです。今後も最新の天気予報を確認して下さい。

●インフル患者増加中

インフルエンザは、例年であれば、11~12月ごろから感染が広がるとされています。ただ、2023年は、まだ残暑の厳しい9月から、首都圏や沖縄を中心に感染者が急激に増えています。

厚生労働省によりますと、第37週(令和5年9月11日〜9月17日)のインフルエンザ定点当たり報告数は、全国では「7.03(昨年同期は0.02)」、この他、東京で「11.37」、沖縄で「20.85」と注意報レベルの「10.00」を超える水準となっています。

その一方、福井は「1.62」、石川は「2.81」、富山は「1.06」、新潟は「1.83」と、注意報レベルにはないものの、前週比では増加傾向となっています。

インフルエンザの罹患を予防する為に、最低限の衛生対策として、外から帰ったら、必ず手洗いやうがいをするようにしましょう。また、この時期は夏の疲れが一番出やすい時期となっています。栄養バランスの取れた食事と、十分な睡眠をとるように心がけましょう。このことが、結果的に体の抵抗力を高めることにもつながります。

情報提供元: tenki.jp日直予報士