北海道の1か月予報 秋の深まりはゆっくりと 紅葉の見ごろも遅めに
北海道の向こう1か月は、降水量や日照時間はともに平年並みですが、気温は平年より高く経過する見込みです。今日(21日)の道内は20度に届かず肌寒いくらいの気温の所が多くなっていますが、このまま一気に秋が深まる、ということはなさそうです。紅葉の見ごろも、例年より遅めになるでしょう。
●1週目(~9月29日) この肌寒さは一時的
1週目の天気は数日の周期で変わり、太平洋側とオホーツク海側は平年と同様に晴れの日が多くなる見込みです。次の土日は広く晴れて、行楽など外出にも良い天気となりそうです。今日(21日)の道内は平年並みか低めの気温で肌寒いくらいですが、来週は再び平年を上回る気温の所が多くなりそうです。夏日となる所もあり、日中は半袖でも過ごせるくらいの陽気になるでしょう。
●2週目(9月30日~10月6日) 乾燥する日が増える
2週目も天気は数日の周期で変わり、太平洋側とオホーツク海側は平年と同様に晴れの日が多くなる見込みです。気温は平年より高く経過するでしょう。晴れる日が増えると、同時に空気が乾燥する日も増えていきます。昨シーズンは9月上旬には、乾燥注意報の発表された地域がありましたが、今シーズンはまだ、道内で乾燥注意報が発表された地域はありません。まだ、部屋の中には扇風機が残っているご家庭も道内では多いと思いますが、加湿器の試運転をしておくなど、そろそろ空気の乾燥も気にかけるようにしましょう。
●3~4週目(10月7日~10月20日) 例年より遅い紅葉の季節に
3~4週目も天気は数日の周期で変わり、太平洋側とオホーツク海側は平年と同様に晴れの日が多くなる見込みです。気温は平年より高く経過するでしょう。高めに推移する気温の影響で、紅葉の色づきも例年より遅くなる見込みです。道北の層雲峡では10月前半、札幌市郊外の定山渓では10月中頃に見ごろを迎えるでしょう。