インフルエンザ報告数 昨年同時期の約166倍 気温の変化と空気の乾燥に注意
厚生労働省が発表している「インフルエンザの発生状況」によると、最新のインフルエンザ報告数(9月4日~10)は「22111」と、昨年同時期の約166倍となっています。この先は気温の変化が大きくなり、空気が乾燥する日もあるでしょう。
●インフルエンザ報告数
厚生労働省では、毎週「インフルエンザの発生状況」を発表していますが、きょう15日発表分(令和5年9月4日~10日)より(2023/2024シーズン)となりました。昨シーズンから報告数が多い状況が続いていましたが、今回の報告数は「22111」でした。昨年同時期の「133」の約166倍の報告数で、ここ数年と比べても極端に多くなっていることがわかります。インフルエンザと言えば、寒い時期をイメージしますが、今年は注意が必要です。
●来週後半は気温が平年並みへ
全国的に厳しい残暑が続いていますが、来週後半になると秋雨前線が一時的に南下するため、気温は平年並みに戻るでしょう。今まで最高気温30℃以上の所が多かったため、平年並みでも気温の変化が感じられそうです。また、朝晩は少しヒンヤリと感じる地域も出てくるでしょう。脱ぎ着しやすい服装や上着をもって出かけるなど体を冷やさないようにしてください。
さらに、秋の乾いた空気に包まれ、夏に比べて乾燥する日もあるでしょう。空気が乾燥すると菌が飛びやすくなります。室内では適度な湿度を保つようにしましょう。季節の変わり目で、気温の変化が大きく、夏休み明けで、新しい生活も始まり、体力が落ちてくる時期でもあります。体調管理に十分に注意してください。