26日(土)15時、フィリピンの東にある台風9号は非常に強い勢力になりました。今後さらに発達して猛烈な勢力になるでしょう。30日(水)頃から沖縄地方に接近する恐れがあります。

●台風9号 非常に強い勢力になりました

きょう26日15時、フィリピンの東にある台風9号は、強い台風から、非常に強い台風に変わりました。台風の勢力とは最大風速で決まり、非常に強い勢力とは強い方から2番目のランクです。

今後、台風9号はフィリピンの東で一回転するような動きをとるでしょう。この海域の海面水温は高く、今後さらに発達し、29日(火)には最も強いランクの猛烈な勢力となる予想です。

台風9号は猛烈な勢力で30日(水)頃に沖縄地方に接近する恐れがあります。31日(木)には次第に台湾海峡へと進むでしょう。

●先島諸島を中心に大しけの恐れ

石垣島や宮古島など先島諸島の沿岸の海域では29日(火)頃からうねりを伴いしけるでしょう。30日(水)頃からは大しけとなる見込みです。海のレジャーは危険です。海岸付近には近づかないようにしてください。沖縄本島地方や奄美でもうねりが入り波が高くなる恐れがあります。

また、30日(水)頃は先島諸島では風も強まり、台風が予報円の北側の進路をとると、暴風となる恐れもあります。今後も最新の台風情報にご注意ください。

●高波に注意 台風が離れていても 海には近づかないで

台風が近づくと波が高くなり、台風の中心付近では、波の高さが10メートルを超えることもあります。沿岸部では、大雨や暴風だけでなく、高波にも注意が必要です。

そこで、台風が近づいている時に、絶対にやってはいけないことは、海に近づくことです。海の様子を見に行ったり、サーフィンや釣りを楽しんだりすることは、高波にさらわれる恐れがありますので、とても危険です。

また、台風から離れていても、油断はできません。天気は穏やかなのに、台風から発生した「うねり」が届いて、急に高波が打ち寄せることもあります。波浪警報や波浪注意報が発表されている時には、むやみに海に近づかないでください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士