台風7号はきょう11日午前3時、「強い」台風から、「非常に強い」勢力に変わりました。きょう11日の夕方にかけて小笠原諸島に最接近し、小笠原諸島は大荒れの天気でしょう。14日(月)には勢力は一つランクを下げるものの、「強い」勢力で暴風域を伴って本州に接近し、15日(火)頃から16日(水)にかけて東日本や西日本にかなり接近、上陸する恐れがあります。

●台風7号 非常に強い勢力に発達

きょう11日(金・山の日)午前3時、台風7号は、「強い」台風から、「非常に強い」台風に変わり、父島の南東約110キロを1時間におよそ10キロの速さで北北西へ進んでいます。

台風の勢力とは最大風速で決まり、「非常に強い」勢力とは強い方から2番目のランクです。気象衛星画像で見ても、眼がくっきりしており、発達している様子が分かります。

●小笠原諸島 きょう11日(金・山の日)の夕方にかけて最接近 大荒れ

台風は、きょう11日(金・山の日)の夕方にかけて小笠原諸島に最も接近する見込みです。小笠原諸島では、きょう11日(金・山の日)は一部の住家が倒壊するおそれもある猛烈な風が吹いて、うねりを伴って猛烈なしけとなるでしょう。不要不急の外出を控え、屋内では窓から離れるなど暴風に厳重に警戒してください。海岸付近には近づかないようにしてください。雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、12日(土)にかけて大雨となるでしょう。大雨災害にも警戒が必要です。

●15日(火)から16日(水)に東日本・西日本に接近・上陸の恐れ

台風は、その後も日本の南を北西へ進むでしょう。14日(月)には勢力は一つランクを下げるものの、「強い」勢力で暴風域を伴って本州に接近し、15日(火)頃から16日(水)にかけて東日本や西日本にかなり接近、上陸する恐れがあります。

14日(月)頃から関東や東海、近畿を中心に風が強まり、15日(火)から16日(水)は関東や東海、近畿、北陸でも暴風が吹く恐れがあります。台風本体の活発な雨雲がかかり、警報級の大雨となる恐れもあります。海上は大しけとなりますので、海岸付近には近づかないでください。高潮にも注意、警戒が必要です。東北や四国、中国地方でも風や雨が強まる可能性があります。

台風の進路や進む速度によって大荒れの地域や荒天期間が変わる可能性があります。最新の台風情報にご注意ください。お盆休み期間で移動の多い時期ですが、新幹線や在来線、空の便、道路など交通機関に大きな影響を与える可能性がありますので、最新の交通情報にもご注意ください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士