きょう1日の九州は、沖縄付近を北上する台風6号の間接的な影響を受ける見込みです。宮崎県など九州の太平洋側は局地的に激しい雨が降るおそれがあります。海上はうねりを伴う高波に注意が必要です。また、猛烈な暑さが継続しますので熱中症に厳重に警戒して下さい。

●九州　台風6号の間接的な影響

きょう1日午前9時現在、大型で非常に強い台風6号が沖縄付近を発達しながら西よりに進んでいます。この影響で、きょう1日の九州は台風の間接的な影響を受ける見込みです。
台風周辺の湿った南東風が九州の太平洋側に吹きつけ、宮崎県や鹿児島県、大分県南部では雨雲が発達しやすくなり、雷を伴い局地的に激しい雨が降るおそれがあります。落雷や突風、急な激しい雨にご注意下さい。
また、海上は九州の太平洋側、東シナ海側は台風からのうねりが入り、波が高くなります。九州南部や大分県南部はしけや大しけとなるでしょう。台風が離れていても、海水浴など海のレジャーなどはうねりを伴う高波に注意が必要です。

さらに、台風周辺の高温多湿な空気が九州付近に流れ込むため、気温・湿度も高く、九州北部では体温を超える危険な暑さになるおそれがあります。猛烈な暑さが継続しますので、熱中症など健康管理に十分お気をつけください。

●台風6号の特徴

台風6号は、1日午前9時現在、大型で非常に強い勢力となっており、まもなく沖縄本島地方が風速25m/s 以上の暴風域に入るに見込みです。この後もさらに発達しながら西寄りに進み、あす2日にかけて沖縄本島の南を通過するでしょう。その後、東シナ海に入り、4日(金)以降は東シナ海で進路を北東に変える見込みです。

今回の台風6号は、上空の偏西風が弱いため、動きが遅く複雑になり、迷走する可能性があります。今後も最新の台風情報や気象情報をこまめにご確認下さい。

情報提供元： tenki.jp日直予報士