大型で非常に強い台風5号は、バシー海峡を北西へ進んでいます。中心気圧は925hPaまで下がっています。7月に台風の中心気圧が950hPaを下回るのは、2018年の台風8号以来5年ぶりのことです。先島諸島は28日にかけて高波に警戒してください。

●台風5号 中心気圧が925hPaまで下がる

きょう26日午前9時現在、「大型」で「非常に強い」台風5号は、バシー海峡を北西へ進んでいます。

台風5号は、きょう26日午前3時には、台風の中心気圧が925hPaまで下がりました。7月に台風の中心気圧が950hPaを下回るのは、2018年の台風8号以来、5年ぶりのことです。

あす27日も非常に強い勢力を維持して、バシー海峡を北西へ進むでしょう。28日には華南へ進み、勢力は衰える見込みです。

台風の北上に伴って、沖縄近海では波が高くなっていて、先島諸島では大しけとなっています。うねりを伴った高波に警戒してください。

●28日まで先島諸島は高波警戒

台風は日本から離れて北西方向へ進みますが、海のレジャーは高波に警戒、注意が必要です。

先島諸島では、28日にかけてうねりを伴った高波に警戒してください。
沖縄本島や大東島地方の沿岸は、うねりを伴って波が高くなっています。きょう26日昼前からしける見込みです。高波にご注意ください。

26日に予想される波の高さ(いずれもうねりを伴う)
沖縄本島地方 4メートル
先島諸島   6メートル

27日に予想される波の高さ(いずれもうねりを伴う)
沖縄本島地方 4メートル
先島諸島   6メートル

海水浴など海のレジャーは決して無理をしないようにしてください。また、沖縄では、風の強い状態も強い状態も続く見込みです。
あす27日にかけて沿岸は強風にも注意が必要です。

●新たな台風のたまごが熱帯低気圧へ 動向に注意

なお、日本の南の海上には、新たな台風のたまご「熱帯擾乱」が見られます。
今後は、熱帯低気圧に発達し、31日から8月2⽇頃は、沖縄付近から東シナ海を北⻄に進むでしょう。

30⽇頃から、沖縄・奄美は熱帯低気圧の影響を受けるおそれがあります。今後の熱帯低気圧の動向にご注意ください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士