北海道 今年初の「熱帯夜」に 今後もしばらく寝苦しさや厳しい暑さは続きそう
道内では、昨夜から今朝にかけての最低気温が25度を下回らず、今年初めての熱帯夜となりました。北海道で熱帯夜が観測されるのは、2年ぶりのこととなります。今後も朝晩の寝苦しさに加え、日中の厳しい暑さも続きそうです。
●今年初で、2年ぶりの熱帯夜に
北海道の上空約1500メートル付近に、平年より3度前後高い暖気が流れ込み、湿った空気の影響で雲に覆われたことによって、昨夜から気温の下がりにくい状態となりました。
道内では、昨日(24日)午後6時から今日(25日)午前6時までの最低気温が最も高かった檜山地方の江差で25.0度と、25度を下回らず、今年初めての熱帯夜となりました。熱帯夜とは、夜間(前日午後6時~当日午前6時)の最低気温が25度以上のことをいいます。なお、値は速報値であるため、修正される可能性があります。
昨年2022年は道内で熱帯夜となった地点がなかったため、道内では2年ぶりの熱帯夜の観測となりました。
●しばらく寝苦しさや厳しい暑さは続きそう
今後も北海道付近には、暖かく湿った空気が流れ込みやすい状態が続く見込みです。
この先1週間は最低気温、最高気温ともに、平年より5度ほど高い日が多くなるでしょう。日中は内陸を中心に30度を超える厳しい暑さとなる上に、朝晩も気温が下がりにくく、再び熱帯夜となる日も出てくる可能性があります。
こまめに水分補給を行う、汗を多くかいた際は塩分も補給するなど熱中症には十分に注意してください。また、夜間でも熱中症が起こる恐れもあるため、寝る前にはコップ1杯の水を飲むなど、万全な対策を心がけるとよさそうです。