四国 梅雨明け この先も熱中症に厳重警戒
きょう21日(金)の四国地方は、雲の広がりやすくなった所もありましたが、晴れて抜けるような青空となった所が多く、高松地方気象台は「四国地方は7月21日ごろに梅雨明けしたとみられる」と発表しました。
この先、厳しい暑さが続くため、万全の熱中症対策が必要です。
●梅雨期間の降水量
きょう21日(金)、高松地方気象台は「四国地方は7月21日ごろに梅雨明けしたとみられる」と発表しました。
これは平年(7月17日ごろ)より4日遅く、昨年(7月22日ごろ)より1日早い梅雨明けの発表です(ただし、この梅雨明けの発表は速報値で、後日、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討が行われた結果、変更になる場合があります)。
2023年の梅雨期間の降水量は
高松289.0㍉(平年比100%)
松山643.5㍉(平年比154%)
徳島404.5㍉(平年比119%)
高知656.0㍉(平年比106%)と、
平年並みか平年より多くなった所が多くなり、
四国地方でこの梅雨、最も雨量が多くなったのは高知県安芸郡馬路村魚梁瀬(ヤナセ)で、1012.0㍉でした。
●この先の天気と気温
瀬戸内側は高気圧に覆われて晴れる日が多いものの、太平洋側は湿った空気の影響を受けやすく、晴れ間は出ますが、雲が広がりやすいでしょう。また、大気の状態が不安定になりやすいため、晴れる日でも突然の雨や雷雨といった天候の急変に注意が必要です。
朝晩の気温は下がりにくく、熱帯夜の続く所が多く、日中はうだるような暑さが続くでしょう。特に29日(土)以降は、高松や松山など猛暑日が連続する予想の地点もあり、危険な暑さとなりそうです。
●熱中症が疑われる場合は
梅雨明け直後は熱中症の搬送者が急増することが多く、熱中症にならないよう万全の対策が必要です。
暑さを避けて、喉が渇く前から水分をこまめにとるようにしてください。無理をせず、適度にエアコンを使用し、涼しい環境で過ごすようにしましょう。
もし、めまいや立ちくらみといった熱中症と思われる症状が現れた場合は、ただちに涼しい場所に移動して、体を冷やし、水分や適度な塩分を補給してください。しばらく様子を見て、症状が改善しないような場合には、医療機関を受診するようにしてください。
また、意識がはっきりとしていない、自力で水分をとることが出来ない場合には迷わず医療機関へ運んでください。