きょう16日(日)は、関東では午後になると局地的に雨雲が発生しています。今夜にかけて急な雷雨や激しい雨に注意が必要です。

●今夜にかけて急な雨や雷雨に注意

きょう16日(日)の関東は、日中の気温が40℃近くまで上がった所があるなど、危険な暑さとなっています。この暑さと湿った空気の影響で午後になると、局地的に雨雲や雷雲が発生しています。

このあと今夜にかけて、大気の不安定な状態は続き、関東北部を中心に雨の範囲が広がるでしょう。雷を伴い激しい雨が降ることもありそうです。黒い雲が見える、ゴロゴロと雷の音が聞こえる、急に冷たい風が吹くなど、天気の急変の合図を見逃さないようにしましょう。

また、あす17日(月:海の日)も大気の不安定な状態は続きそうです。連休中でお出かけされる方もいらっしゃると思います。特に山は天気が変わりやすく、川は上流でゲリラ豪雨があると急に水位が上昇することもありますので、注意してください。

●上流のゲリラ豪雨(局地的な大雨)を知るには

ゲリラ豪雨(局地的な大雨)によって、危険な状態になるのは、自分のいる所に雨雲がかかる場合だけではありません。川の上流でゲリラ豪雨(局地的な大雨)が発生すると、雨が降っていない下流でも、被害が発生する恐れがあります。

上流のゲリラ豪雨(局地的な大雨)を知るポイントは3つ。1つめは、川の水かさが急に増えること、2つめは、川の水が濁ること、3つめは、木の枝などが流されてくることです。また、サイレンはダムを放流する合図なので、川のそばにいて、サイレンを聞いた場合も、必ず川から離れてください。

●雷雲が近づくサイン その時どうする?

外にいる時、雷雲が近づいているかどうか、誰にでも簡単にわかる方法があります。雷雲が近づくサインは3つ。「真っ黒い雲が近づく」「ゴロゴロと雷の音が聞こえる」「急に冷たい風が吹く」です。このような変化を感じたら、まもなく激しい雨が降ったり、雷が鳴ったりする恐れがありますので、すぐに安全な所へ避難してください。

雷雲が近づく時、避難する場所は、近くのしっかりした建物や、車の中が良いでしょう。木の下での雨宿りは、木に落ちた雷が人に飛び移ることがあるので、危険です。万が一、周囲に避難する場所がない時は、両足をそろえて、頭を下げてしゃがみ、両手で耳をふさぎましょう。

単独の雷雲による激しい現象は、30分から1時間程度で弱まることが多いです。スマホなどで雨雲レーダーをチェックするなど、最新の情報を確認しながら、安全な場所で雷雲が過ぎるのを待ちましょう。

情報提供元: tenki.jp日直予報士