北海道 函館で史上最早の真夏日に 道内は明日9日も暑さ続く 熱中症や食中毒に警戒
道内の今日(8日)の午後3時までの最高気温は、日高地方の日高と渡島地方の北斗で32.6度でした。その他の都市でも真夏日となった所があり、主な都市では、札幌、函館、岩見沢、帯広などで今年最も気温が高くなりました。なお、函館では統計開始以降最も早い真夏日の観測となりました。明日(9日)も引き続き気温は高めに経過し、猛暑日一歩手前の地点もあるかもしれません。
●今年最も気温が高くなった都市も 厳しい暑さ
今日の北海道付近は、上空1500メートル付近に真夏の時期の平年を上回るような暖かい空気が流れ込みました。このため、各地で気温が上がりました。
午後3時までに道内で気温を観測しているアメダス174地点中54地点で、最高気温が30度以上の真夏日となりました。道内で最も気温が高くなったのは、日高地方の日高と渡島地方の北斗でともに32.6度でした。
また、174地点中72地点で今年一番の最高気温となり、渡島地方の函館では31.5度など、今年初めての真夏日となった地点もありました。函館では昨年までにその年最初の真夏日が最も早かったのは1978年と2017年の7月10日でしたが、これを更新して統計開始以降最も早い真夏日の観測となりました。札幌でも31.4度まで上がり、6月27日の31.2度をわずかに更新して今年の最高気温となりました。
その他、宗谷地方の稚内では25.1度まで上がり、今年初めて夏日となりました。稚内では稀に25度以上の夏日とならない年もあります。
●明日は更に暑くなる? 今年の道内の最高気温を更新する可能性も
明日も北海道付近は上空に暖かい空気が居座る見込みです。
明日も全道的に日ざしがあり、日中はぐんぐんと気温が上がるでしょう。札幌で32度予想など、明日は今日よりも気温が上がるという地点もありそうです。
道内では今年最も気温が上がったのは、6月27日の紋別地方の遠軽町生田原の33.3度です。旭川では明日の予想最高気温が34度と猛暑日一歩手前となっており、明日は今年の道内最高気温を更新するかもしれません。食品はしっかり加熱したり、調理済みのものは保冷したりするなど、食中毒対策を行って下さい。また、日差しを長時間浴びない、水分はしっかり補給する、睡眠時間をしっかりとって疲れを取るなど、熱中症対策も十分に行うようにして下さい。