きょう7日(金)は、北海道では寒気の影響で、釧路地方や網走地方、根室地方を中心に大気の状態が非常に不安定となっています。落雷や竜巻などの突風、急な強い雨に注意が必要です。天気急変のサインは?

●北海道 竜巻などの突風に注意

きょう7日(金)は、北海道では寒気の影響で局地的に大気の状態が非常に不安定となっています。

特に、釧路地方や網走地方、根室地方では、竜巻などの激しい突風が発生しやすい気象状況になっています。落雷や竜巻などの突風、急な強い雨に注意が必要です。

●天気急変のサインは?

竜巻が発生しやすい気象状況になると、気象庁は「竜巻注意情報」を発表して、注意を呼びかけます。また、「雷注意報」が発表されている時や、天気予報で「大気の状態が不安定」とコメントする場合も、竜巻が発生しやすくなります。ただ、屋外にいる時など、「竜巻注意情報」や「雷注意報」の情報を得ることができない場合もあります。竜巻が発生するのは「発達した積乱雲の下」ですので、普段から、積乱雲が近づく前触れを覚えておきましょう。

① 昼間なのに真っ黒い雲が近づき、周囲が急に暗くなる。
②ゴロゴロという雷の音が聞こえたり、雷の光が見えたりする。
③ヒヤッとした冷たい風が吹く。

また、大粒の雨が降りだしたり、ひょうが降りだしたりします。ただ、竜巻の前に、これらの前触れが必ず発生するとは限りませんし、ハッキリしない場合もあります。少しでも異変を感じたら、早めの避難が必要です。

●竜巻から身を守る行動とは(屋外)

屋外にいる時に、竜巻が接近してきたら、なるべく頑丈な建物の中に避難してください。体を小さくするなど、できるだけ低い姿勢で頭と首を守りましょう。物置や車庫、プレハブの建物への避難は、建物自体が飛ばされてしまう可能性があるので、とても危険です。また、避難する建物へ向かう際は、強い風によって、屋根瓦などが飛んでくるおそれもありますので、十分注意してください。電柱や樹木など、突風にあおられて倒壊する可能性がありますので、近づかないようにしてください。

もし、どうしても避難できない場合は、無理をしないで、物陰や、水路などのくぼみに、身を伏せましょう。

●竜巻から身を守る行動とは(屋内)

屋内にいる時に、竜巻が接近してきたら、窓や壁から離れてください。家の1階の窓のない部屋に避難しましょう。もし窓がある場合は、窓を閉めて、カーテンを引いてください。雨戸やシャッターがあれば、閉めておきましょう。頑丈な机やテーブルの下に入り、身を小さくして、頭と首を守る姿勢をとってください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士