きょう1日、関東甲信では、雨雲が発達しやすい状況です。雷を伴って激しい雨が降る所があるでしょう。道路が川のようになり、車の運転は、危険な場合もあります。

●関東甲信 強い雨を観測 夜のはじめ頃にかけて激しい雨も

きょう1日、前線がゆっくり本州を南下中です。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、前線の南側にあたる地域では、大気の状態が非常に不安になっています。このため、九州から東北南部を中心に雨が降っており、雨雲が発達している所もあります。

関東甲信も、大気の状態が非常に不安定になっており、雨雲は発達しやすい状況です。神奈川県箱根町では、未明から明け方、1時間に20.0ミリの強い雨を観測しました。

関東甲信では、この後も雨は強弱を繰り返しながら降り続くでしょう。夜のはじめ頃(午後9時頃)にかけて、雷を伴って激しい雨が降る所がある見込みです。道路が川のようになることがあるでしょう。車の運転は、アンダーパスなど、周辺の地面より低くなっている道路の走行は水没などの危険があります。十分ご注意ください。
土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意、警戒が必要です。雨雲が予想以上に発達した場合には、警報級の大雨になる恐れがあります。
雷雲の周辺では、竜巻などの激しい突風が発生したり、雹(ひょう)が降ったりすることもあります。発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は、直ちに、建物の中など安全な場所に移動してください。

雨は、あす2日明け方にかけて、降りやすい状態が続くでしょう。

●激しい雨って どんな雨?

激しい雨は、1時間雨量が30ミリ以上~50ミリ未満の雨を表しています。これは、バケツをひっくり返したように降るイメージです。また、傘をさしていてもぬれるレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では道路が川のようになり、高速道路を走る車は、タイヤと路面の間に水の膜ができて、ブレーキがきかなくなる「ハイドロプレーニング現象」が起こるおそれがあります。

激しい雨が降ると予想される所では(激しい雨が降った所では)、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫を引き起こす可能性がありますので、注意が必要です。

●予想される降水量

1日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
関東地方北部 40ミリ
関東地方南部 40ミリ
甲信地方   40ミリ
1日6時から2日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
関東地方北部  90ミリ
関東地方南部 100ミリ
甲信地方   120ミリ
です。

情報提供元: tenki.jp日直予報士